小樽市は、9月21日(木)から始まる秋の全国交通安全運動に合わせ、9:30に小樽駅前に集合し、「セーフティコールおたる」交通安全一斉街頭啓発を行った。
鉄道・トラック・ハイヤー・バスなどの交通関係者をはじめ、市内4ライオンズクラブ・北海道警友会小樽支部・総連合町会など約110名が参加。
国道5号線の両脇に交通安全を呼びかける黄色い旗を持って並び、旗波を作って安全運転と飲酒運転根絶の啓発を行い、歩行者に対しても交通安全を呼びかけた。
秋の全国交通安全運動は9月21日(木)~30日(土)の10日間で、子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保・夕暮れ時と夜間の交通者事故防止と飲酒運転等の根絶・自転車盗のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底・スピードダウンと全席シートベルトの着用の4点を運動の重点として取り組む。
啓発活動に先立ち、佐藤伸治小樽警察署長は、「今年はコロナ禍明けの動きから、ひとの動きが数年に比して活発となり、今年は人身事故の発生件数が104件と、昨年比17件の増加。市内における人身事故は、全道の発生状況に比べて約4.1倍となっている。
観光客が戻りつつある小樽の特徴でもあり、交差点における事故の増加と郊外におけるスピード超過を原因とする事故が増えている。
8月には、塩谷で横断歩道を歩行中の女性が、信号無視のダンプカーにはねられて亡くなる悲しい事故が発生している。
増加傾向にある交通事故を少しでも抑え込んでいけるよう、本日お集りの皆さんと手を携えながら各種の啓発活動に注力し、とりわけ、高齢者・子どもへのピンポイント事故防止啓発活動、交通事故の多発場所、危険箇所における交通指導取締りを強化したい」と挨拶した。
ライオンズクラブメンバーは、「奉仕活動がメインとなり、今日も交通安全に寄与できればとみんなで集まった」と話していた。
10:00前には再び小樽駅前に集まり、廣瀬保男小樽交通安全協会会長は、挨拶の中で、交通事故のない安全安心な社会を願い、交通安全標語の書道作品を制作し、交通安全広報活動に協力している小樽双葉高校書道部の活動にも触れた。
29日(金)10:00~11:00は、小樽市銭函下水週末処理場(銭函3)付近の国道337号線交差点で、小樽市・石狩市・札幌市手稲区による3市合同交通安全街頭啓発を予定している。
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