スタジオフォトス(濱田剛代表)のフォトグラファー・濱田恭輔氏は、第59回2023富士フィルム営業写真コンテストで、3年連続で入賞を果たした。
恭輔氏は、父・剛氏と母・佳江氏と共に、写真店でフォトグラファーとして9年目となる。
コンテストには30枚ほど応募した中の1枚が受賞。2021(令和3)年に、父と共に同コンテストのテーマ賞を受賞。2022令和4)年は、恭輔氏のみ優秀賞を受賞。今年は恭輔氏がテーマ賞を受賞し、3年連続入賞となった。
剛氏は2017(平成29)年と2018(平成30)年にテーマ賞を2年連続受賞し、親子で切磋琢磨している。
1960(昭和35)年に始まった同コンテストは、今年で59回目となり、今年は全国2,698名の営業写真家から8,115点の作品応募があった。
恭輔氏は、6つのテーマ部門うちロケーション写真の部門に選ばれた。タイトルは「夏の終わり」。子ども2人と夫婦の4人の家族写真の依頼を受け、ひまわりが満開のパレットの丘で、夕暮れ時ほのぼのとした雰囲気が漂う中での撮影。
家族だけの雰囲気を出したくて、自分が写りこまないよう、家族が自然に散策するひと時を楽しむように、家族の時間を切り取ったという。
家族はみな後ろ姿で、そこからは子どもたちの嬉しそうな表情が身体いっぱいに滲み出ていて、満面の笑みが想像できる一枚。空と地面の綺麗な玉ボケに家族が挟まれた計算された構図。
「嬉しかった。賞を取るためではないが、お客さんと一緒に創り上げたものを、権威ある先生たちに評価してもらい受賞でき、日々やっていることが間違っていないと思える瞬間でもある」と受賞した心境を話した。
「写真は誰でも気軽に撮れる時代だけれど、僕にしか撮れない写真をこれからも追及していきたい。スマートフォンではなく、スタジオフォトスのカメラマンに撮影してほしいと思ってもらえるように、お客さんがどんな思い出作りをしたいかを、くみ取ることをメインに写真を創り上げていきたい。
この仕事を始めて9年目となり、その間、子どもの今だけしかない大切な瞬間を、僕にお願いされることはすごいことだと、家族ができたからなおさら感じることで、改めて責任を感じている」と話した。
このコンテスト入賞者147名のすべての入賞作品発表展は、10月13日(金)の東京を皮切りに、大阪・札幌(11月17日〜22日)・名古屋を巡回する。
今後スタジオフォトスは改装に入り、来年1月にリニューアルオープンする。2階では、恭輔氏が講師となり、子どもから高齢者まで気軽に受けられる写真教室を開き、来年3月には、札幌市西区に姉妹店をオープンする予定。
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