小樽長橋中校区小中一貫教育全大会 グループで協議

 小樽市立長橋中学校(長橋4・伊藤仁弥校長)で、9月15日(金)13:30から、同校区の塩谷・幸・長橋小学校と同校の校長・教員68名が集まり、長橋中学校区小中一貫教育全大会を行った。

 

 小樽市の小中一貫教育では、小学校と中学校の9年間を通じて教育課程を編成し、統計的な教育を目指しているが、長橋地区独自の目標として、「主体的に学び、未来を切り拓く力を育む長橋地区の教育の推進」を掲げ、2022(令和4)年度に初めて取り組みをスタート。

 

 今年度はさらに充実させるため全大会を実施し、小学校と中学校の繋がりに向けて前向きな話をしようと開催された。

 

 初めに中学生11クラスの授業を参観し、小学校を卒業した子どもたちがどんなに成長をしているかや授業の進め方を確認。その後、体育館で開会式を開き8グループに分かれて協議。

 

 教育課程グループでは4校の教員10名が集まり、乗り入れ授業に向けた調整(教科・時期・回数)を話し合った。

 

 長橋小の教員は、体育の授業で、ソフトボール投げの練習や体力測定に関する指導の仕方やコツを、小5の担任からは音楽の先生へ合唱の指導を依頼したい、英語も簡単な会話やクイズなどを盛り込み指導してほしいとの要望があり、幸小と塩谷小からも英語の先生の要望があった。

 

 長橋中の教員からは、中1と中2の数学がどれくらいできているのか、小学校の時の担任だった教員に来てもらうことを要望するなど、活発に話が進められた。

 

 体力向上部会では、昨年度実施された有酸素運動を組み合わせた様々な要素のトレーニングを複数選択し、体力を総合的に鍛えるトレーニング法サーキットトレーニングについて小学校で共通で行うことが望ましいなどをを確認しあった。

 

 伊藤校長は、「必要な学力を身につけ、必要な経験を3年間で重ね、高等学校のステージへ繋げることが大きな役割であると感じている。

 

 長橋地区の児童はいずれうちの生徒、受ける側・送る側の垣根を越えた連携を今後も深めたい。やるべきこと・できること・できそうなことなどを手探りしながら、長橋地区の子どもたちの将来に向けてさらなる連携を深めたい」と話していた。