9月12日(火)の小樽は、朝なのに辺りは暗くなり稲光と雷が鳴り出し、激しい雨に見舞われた。降水量(毎時)は9:00に15.5mm、11:00には37.5mmとなり、道路が川になるような雷を伴った雨が降り、小樽市内中心部でも、傘を差しても濡れてしまうほどの雨となった。
市内上空には雷が鳴り響き、激しい雨で視界も遮られ、市民センター(色内2)入口横のマンホールの蓋を押し上げるように雨水が吹き上がり、道路は川のようになった。
札幌管区気象台では、激しい雨に関し、過去に1時間に50.5mmの降水量を記録していて、37.5mmは歴代5番目の記録に該当するとのこと。
この雨の要因としては、気圧の谷の通過により、気圧の谷に向かって温かく湿った空気が南の方から入りこみ、上空には冷たい寒気があり、大気の状態が不安定になったことで雨雲が発達した。
線状降水帯の発生情報を発表するまでの強さには至らなかったが、積乱雲が線状に並んだように見える雨域が通過した。
14:30なっても洪水警報が発令中で、強い雨雲は抜け警報解除に向けた作業を行ってた。午前中のような雨はもうないが、この後夕方から暗くなりかけたころに、一本雨雲が通過するため、パラパラと雨が降る時間帯があり雨量は多くない。雨のピークは午前中だった。
この雨により、道道697号天神南小樽停車場線(住吉町〜若松1丁目)は、道路冠水のため、9:00に通行止めの規制が行われていた。
◎通行止めのお知らせ〜道道697号天神南小樽停車場線(外部)
JR北海道でも、小樽地区及び道南・道北方面で局地的な降雨または降雨が見込まれるため、運休・遅れを生じている。