秋漂う作品ずらり! いけばな小原流みんなの花展

 一般財団法人小原流小樽支部(斉藤豊葉支部長)では、9月9日(土)・10日(日)、花の輪・人の輪みんなの花展を、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開催している。

 

 毎年春に開催され、今回、支部としては初めての秋開催となった。秋ならではのケイトウやひまわり・野ばらなどの実物や、紅葉した葉物などを取り入れ、男子高校生から90歳代まで43名の約60点を展示。

 

 企画作品は、壁に絵を飾るようにお花を飾りましょうと「マイ花フレーム」。額に花を活けて会場の壁や台の上に展示。まるで絵画のように楽しめる。

 

 どの作品も小原流の活け方に則り、フレームを使うことにより、少ない花でも魅力的に仕上がっている。

 

 正面には、フレームに金色のマスキングテープを使って豪華さを出し、9月9日の重陽の節句(菊の節句)に合わせ、菊をモチーフに菊だけを使って展示されている。

 

 斎藤支部長は、この展示会のために取り寄せたざくろの実をメインに、落ちそうで落ちない小ぶりのザクロを強調し、「見てくださる方に、こういう飾り方もあるんだと思ってもらえればと思う。秋ならではの花や実を使い作品づくりをしている」と来場を呼びかけている。

 

 他の作品の中には、ぶどうの蔓を箱ごと購入して紅葉した葉を用いて秋らしさを演出したり、見どころとして石化けいとうや野ばらの実・ユーカリの実など、秋ならではの花材により注目を集めていた。

 

 1日5名限定・880円で体験コーナーもを設け、専門教授者からアドバイスを受け、小原流の花に触れ楽しんでもらう機会となっている。9月10日(日)も10:00〜16:00で開催している。入場無料。

 

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