8月26日(土)に、第4回サンモールストリートピアノジャンボリー2023(荒澤之博実行委員長)が、サンモール一番街商店街・小樽芸術村旧三井銀行小樽支店・小樽芸術村西洋美術館を会場に行われ、多彩な出演者がピアノを奏でた。
この事業は、2017(平成29)年に総務省ふるさとづくり大賞団体賞を受賞したが、コロナ禍で中止を余儀なくされ、2022(令和4)年に復活し今年で4回目となった。
猛暑が続く中、全国各地から小樽でピアノを弾きたいと、銭函吹奏楽部も含め約250人を超える出演者が集まり、これまでの中で一番多かった。
13:00から同商店街で、荒澤実行委員長の司会で開会式が始まり、同商店街振興組合・三ツ野篤久理事長が、「ストリートピアノは、誰もが商店街でに来て気軽にピアノや音楽を楽しんでもらうコンセプトで、2015(平成27)年にスタートした」と挨拶。続いて上石明副市長も挨拶し開催を祝福した。
副実行委員長の三浦明子さんと関口ゆかりさんの連弾でオープニングを飾り、次々と演奏者が演奏を披露し、ピアノファンを喜ばせた。
同支店では、小樽観光大使でピアニストの平間さと子さんがトップバッターで演奏。観客が手拍子や足踏みで参加し楽しんだ。
同美術館中庭では、東京から初参加した秋山智さんが、戦場のメリークリスマスをじっくりと演奏。妻の恵さんが耳を澄ませ聴き入っていた。
小樽が好きで夫婦でよく遊びに来ていて、同商店街のピアノを小樽在住の江頭さんの家族が弾いていたところに出会い、秋山さんは、「ピアノが弾けるっていいですね」と会話が始まり、江頭さんからストリートピアノがあることを教えられ、東京に戻ってからピアノの練習を開始。
坂本龍一さんが好きだったこあともあり、「戦場のメリークリスマス」を選んだと言い、「思いが叶い楽しく弾けた」と満足していた。
銭函吹奏学部も出演しアニメメドレーなどを演奏。日頃の練習の成果を発揮し、観客から大きな拍手が贈られていた。
ピアノや音楽が縁となり、出演者それぞれにストーリーがある。
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