小樽市デイサービス連絡協議会(宮下晃一会長・30事業所)は、8月17日(木)~19日(土)、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで、第7回デイサービス合同作品展示会を開催している。
この事業は、2014(平成26)年に第1回目を開催し、その後、毎年続けてきたが、コロナ禍で3年間中止となり、昨年やっと再開を果たした。
今年は市内9事業所が作品を出展し、担当職員の多彩なアイディアにより、デイサービス利用者が丹精込めて制作した力作が並んでいる。
デイサービスあじさい(潮見台2)では、大きな花火とそれを見る利用者を描いたポスターが目を引く。利用者60名の約8割が制作に関わり、貼り絵などで3か月かけて完成させた。手作りのドライフラワーも無料で配布している。
同協議会・山本めぐみ副会長は、「レクリエーションの一環で、指のリハビリにもなり、みんなで制作した。何を作ろうか職員の考える力もすごく、人手不足の中、作品展示会に参加し、利用さんは一生懸命に制作に励んでくれた」と制作の様子を語った。
会場には、9事業所の丁寧に取り組んだ個性溢れる作品がずらりと並び、来場者の目を楽しませてくれる。
中には、アクリルたわしやつまようじ入れ、おまもりなどを希望者に無料で配布。また、施設を紹介するパンフレットも一緒に配置し、デイサービスを知る機会にもなっている。
デイサービスセンターだんらん(長橋5)では、顔を発泡スチロールで作りちりめん布の着物を着せた、それぞれに個性が光っているお雛様とお内裏様が6組も並んでいる。5月にはこいのぼりも制作。
色とりどりで華やかで、かつ丁寧に作られた作品が並び、来場者は作品から元気をもらい、足を止めて見入っていた。
宮下会長は、「今回コロナが5類に意向し、もっと自由に元気に開催できると感じた。参加に誘ったところ、9事業所と昨年とほぼ変わらない出展数に留まった。
手芸などの作品を作ることより、コロナの感染防止対策に尽力してしまい、出展するまでには至らず諦めたのだという。会場に展示された作品はどれも力作ばかり。ぜひご覧いただきたい」と話した。
第7回デイサービス合同作品展示会 8月17日(木)~19日(土)10:00~16:30
市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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