夏休みで賑わうおたる水族館(祝津3・伊勢伸弥館長)は、8月10日(木)から、海獣公園休憩所前(旧釣り堀)に、、海辺の岩場や砂の中にいる生き物を間近で観察できるウォッチプールを新設した。
設置された箱めがねを使用し、水中にいるエゾメバル(ガヤ)・ムラソイ(ハチガラ)・イソガニ・アメフラシ・キタムサキウニ・イトマキヒトデ・ナマコなどが観察できる。
初日10日は朝から大勢の来場者で賑わい、海獣公園でもトドショーの前には多くの人々が集まり、ウオッチプールの開設に気付いた人たちは、箱めがねを使って水中にどんな生き物がいるのか探していた。
茨城県守谷市から訪れた家族は、早速プール内の魚を観察し、「ペンギンやトドが楽しみ」と話していた。
ウオッチプール横の生き物に触れることができるタッチプールでは、子どもたちがウニやイトマキヒトデなどに触れて楽しんでいた。
また、8日(火)から、同館初展示となるバンダコウイカが、2階の「サンゴとマングローブの海」水槽の横に設置されている。フィリピンやインドネシア・マーシャル諸島など、熱帯海域のサンゴ礁がある浅瀬に生息するコウイカの仲間で、大きさは最大5〜6cm、皮膚の色や模様・質感等を素早く変化させ、サンゴや石などに擬態し、近くを通りかかったエビや小魚を捉える。寿命は不明だが、推測1年程度。
来場者は、どこにいるのか水槽を見つめていたが、すでに擬態しているのか見つけることが出来なかった。
混雑が予想されるお盆期間の8月11日(金・祝)〜15日(火)は営業時間を延長し、ショータイムの回数を増やして対応する。ペンギンの海まで遠足は、8月1日(火)〜31日(木)の期間、羽が生え変わる時期のため休み。
営業時間8:30〜18:00、遊園地9:30〜18:00、駐車場開扉時間8:00。身障者用駐車場の位置が変更されている。