小樽市(迫俊哉市長)は、市内小中学校で外国語指導助手(ALT)をしていたマッキー・ディラン・トクさん(26)とジャンゲ・タビサ・ントムビカイセさん(30)の2名が帰国することになり、7月26日(水)13:00から市役所(花園2)2階市長室で、マッキーさんが出席して帰国報告を行った。
マッキーさんは、オーストラリア国籍の26歳男性で、2021(令和3)年10月18日に来樽。オーストラリアの大学で日本語を専攻し教員免許を取得。日本ではALTとして、忍路中学校・長橋中学校・幸小学校・長橋小学校・忍路中央小学校で指導にあたった。
母親が日本人ということもあり、何度か来日し日本語が堪能。子どもたちから人気だったという。
学校での生活を振り返り、「2年間、素敵な町で英語を教えながら過ごした。市民は温かく、高齢者が多いが町の雰囲気が良く住みやすい。山と海に囲まれ他の町にない魅力がある。雪も経験しスノーボードも楽しんだ。
長橋の子どもたちはみんな元気で、忍路の子どもたちはアットホームで、人間関係も良かった。毎日、学校で子どもたちの笑顔を見ると、僕にパワーをくれ頑張ることが出来た。オーストラリアの子どもたちに日本の文化を伝えたい」と話した。
迫市長は、「日本で学んだことや積み重ねた経験を活かし、日本の文化や生活について伝えてください」とエールを贈った。
指導にあたった中学校では、25日(火)が終業式となり最後の日だった。子どもたちと一緒に給食を食べてお別れしたという。
29日(土)のおたる潮まつりのメインイベントの潮ねりこみには生徒と一緒に踊る予定。
8月5日(土)に小樽を離れ、「今後は日本語の先生になりたい。オーストラリアの子どもたちに日本語は人気がある。チャンスがあればまた小樽に来たい」とした。
欠席したジャンゲ・ダビサ・ントムビカイセさんは、南アフリカ国籍の30歳女性。2022(令和4)年5月2日から、市内の桜町中学校・銭函中学校・銭函小学校・桜小学校・桂岡小学校・張碓小学校で指導にあたった。8月1日(火)に帰国予定。
この2名が帰国するため、8月9日(水)に2名の来樽を予定し、小樽市内のALTは6名を確保。
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