おたるも土用の丑の日はうなぎ?!

 猛暑日が続いている全国各地で、高温注意報や熱中症警戒アラートが発令されている今年は、小樽でもここ数日夏日が続き、7月30日(日)の土用の丑の日には“うなぎ”を食べて、暑さを乗り切ろうと考えている人が多いのでは?

 

 長橋で1973(昭和48)年に寿司とうなぎ専門店として創業し、現在、花園で変わらぬ味を守り続けて50年が経つ、小樽市内で唯一うなぎ専門店として営業を行っている、うなぎ屋しおみ(花園3)では、国産の活うなぎを空輸で運び、店内のいけすで活かしたものを使用。うな重には、活うなぎならではの一品・骨唐揚げや肝焼きもついている。

 

 また、塩見謙二初代店主の仕事ぶりを小さい頃から見ていた孫の優希菜さん(25)が、「串焼き3年・裂き8年・焼き一生」という格言があるほど、技術の習得には長い年月がかかる職人技を、祖父の側で21歳からこつこつと修行。2023(令和5)1月には、正式に3代目として女性うなぎ職人が誕生。

 

 優希菜さん考案の3代目セットには、同世代でも食べられるよう手頃な価格で提供され、定番の人気のカニ甲羅揚げもミニサイズでついてくる。

 

 「国産なので蒸すとふわふわで柔らかく、子どもから高齢者まで幅広く召し上がっていただける。うなぎをもっと多くの人に食べてもらいたい。常連さんや海外の人も増えてきて、英語での対応も可能。菓子作りの学校で学んだことを活かして、うなぎ屋さんでスイーツも出せたらと思う」と話し、調理に40〜50分かかるため予約を勧めしている。

 

 ◎うなぎ屋しおみ(外部)