総合博物館でジュニアクラブ人気実験“ラムネを作ろう!”

 小樽市総合博物館(手宮1)本館では、小樽市青少年科学技術館ジュニアクラOB・OG会の協力で、6月25日(日)13:00と15:00の2回、同館2階実験室で「ラムネ作り」を実施。13:00は15組24名が参加して手作りのラムネを味わった。

 

 現在開催中の企画展「放課後の寄り道―小樽市青少年科学技術館の60年」に関連して行われ、当時、小中学生対象のジュニアクラブの人気実験を再現した。

 

 自らの手で実験してもらうことで科学現象が身近なものであることを学び、かつての科学館に訪れていた人に向けては、稽古するきっかけとして、教える側にも回ってもらいたいとの趣旨のもと、同会会員6名が協力して、小学4年生から6年間通った経験を持つOBの旭さんが司会を務めた。

 

 はじめに、東京でラムネ製造販売が始まった1872(明治5)年5月4日を「ラムネの日」とされた、ラムネの歴史について語られた。ラムネは瓶の口をビー玉で栓をした炭酸飲料で、クエン酸と重曹(炭酸水素ナトリウム)を合わせることで、二酸化炭素と塩ができることを説明。

 

 ラムネの瓶が用意され、実験は2回行われた。最初は水を入れて重曹を入れて、蓋を閉めて、蓋の穴からクエン酸を入れて、逆さまにしてビー玉が栓となり完成。飲んでみるとラムネの味がしない、ただの炭酸だった。

 

 次に、砂糖水を入れて同じ工程で作るとラムネの味がして美味しくなり、ラムネという香料を入れたと種あかしされ、自分たちで作ったラムネを味わい終了。

 

 小学生の時にジュニアクラブに入会経験のある中学3年生女子2名は、「楽しかった。勉強になった。家でも作ってみたいと思った」と話した。

 

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