地域ボランティアとロボットKUBOでプログラミング!

 小樽市生涯学習プラザ(富岡1)で、6月24日(土)9:30から、1年生~4年生を対象としたレピオ地域子ども教室が開かれ、NECソリューションイノベータ株式会社北海道支社のシステムエンジニア・伊藤真之さんと乾英男さん他2名が講師となり、デンマーク発の教育用ロボットKUBOでプログラミング体験を行った。

 

 小樽市教育委員会生涯学習課が主催し、地域のボランティアの協力を得て、安心安全なこどもの居場所づくりを目的として実施されている。

 

 6月10日(土)に1回目が開かれ、2回目の今回は21名が参加した。どの回も人気で定員を超える申込があったという。

 

 小樽に郷土愛を持つ伊藤さんと乾さんは、小樽に貢献したい気持ちから小樽の教育機関で、少子化対策や子育て支援対策のため、プログラミング教育に役立ててもらいたいと、2018(令和30)年から教育委員会の後援でプログラミング教室を開講し、プログラミング先進地域・小樽を目指してきた。

 

 プログラミング教室は、コンピューターを使ってプログラムを作る能力を身につけるだけではなく、同社が所有するKUBO20台を活用することで、将来に向けた重要なスキルも身につけられるように設計されている。

 

 子どもたちは、与えられた課題に取り組む中で独自の解決策を導き出し、目標達成のために協働作業(コラボレーション)に取り組み、何が問題か思考力を育み、解決するためにアイディアを出し合う。

 

 コラボレーションは、企業における経営者が、最も高く評価するスキルのひとつであり、人生を切り拓くツールとなる。その実現のためには、賛同してくれる教育関連機関や自治体行政に携わる人々などの支援が必要となる。

 

 今回の教室では、最初に「コンピューターって何?」から始まり、プログラミングについて、KUBOの使用方法について説明された。

 

 →などのタイルを使い、KUBOの自律走行に挑戦。スタート地点から目的地までの道のりを考え、記憶させることができる。子どもたちは、実際にKUBOに触れて仕組みを理解し道をプログラムした。

 

 参加した子どもたちは、最短ルートを見つけるために、向い合って初めて会った友だちと相談し、目的地まで早く到着するコースを話し合いながら完成させていた。

 

 1年生の子の父親は、「楽しみながら取り組んでいた。学校の授業でもあったら良いと思う」と話し、2年生男子児童は、「初めての体験で、ロボットに記憶させるところが面白かった」と話していた。

 

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