小樽運河100年となる第35回おたる運河ロードレース大会が、6月18日(日)、気温18℃前後の暑過ぎないマラソン日和の中、色内ふ頭公園(色内3)に集合して小樽商科大学応援団による激励の演舞を受け、運河や歴史的建造物の景色を楽しみながら、マラソンコースを走り抜けた。
男女別で小中学生が2kmと5kmコース、60歳以上が2km、35歳未満・35歳以上50歳未満・50歳以上が2km・5km・10kmの3つのコースに分かれ、道内外から1,427人がエントリー。このうち1,327人が完走し、日頃の練習の成果を発揮するなど自己記録に挑戦した。
大会本部によると、ボランティアも約400人が協力。競技団体や市内高校生が大勢参加し、若い人が集まったという。
開会式では大会長の迫俊哉市長が、「潮風を浴びながら小樽の歴史や海の景色を感じてもらいたい。参加した皆さんは、目標タイムをクリアし完走されることを心から期待している」と挨拶した。
岡崎利美大会審判長の競技開始宣言の後、最初に10kmコースが、迫市長の合図で、北海製罐小樽工場横の道路をスタート。これまでの色内ふ頭公園側から、直後のカーブを避けるため直線コースに変更された。
残るコースの選手が順々にスタートし、北運河・臨港線・勝納交差点・若竹交差点・国道5号小樽築港駅前・平磯トンネル手前市道を折り返し、港湾道路・第二号ふ頭基部・旭橋を駆け上り、ゴールを目指した。
沿道に人が集まり、旭橋を下ると様々な方法で声援を贈る人たちが見られた。
小樽骨髄バンク推進会(本間裕子代表)では、スタート前の会場で、チラシ・ティッシュ500個を配布し、ドナー登録や骨髄バンクについてPRし、骨髄バンク推進を呼び掛けるオリジナル襷を貸出し、掛けて走るランナーの協力を求めた。
高島小学校では、3~6年生17名と篠崎大作校長が参加し、キャプテンで6年の小嶋海星君は、スタート前に「みんなで完走を目標に上位も目指したい」と述べ、競技が終わり「入賞できなかったが、チーム最高で7位と早い人もいてみんな頑張った」と感想を述べていた。
昨年のリベンジで放課後練習を重ねて参加した新宮惠斗君(6年)は、「早い人について行こうと頑張った」と満足していた。
会場にはゴール目指し息を切らした選手が次々と到着し、順位決定毎に表彰式が開かれた。
2km小学生女子の部で優勝した石川藍さん(小3)は、中長距離走で活躍中の同ロードレースの歴代優勝者に名を連ねる石川苺さんと蘭さんの4人姉妹の末っ子で、初めてのレース出場で優勝し「転ばないように走った」と話し、姉の華さん(中1)も5kmに初出場して優勝し、「楽しかった。成果が出せて良かった。これからも陸上を続けたい」と話していた。
会場では、キッチンカー販売やピエトロの無料パスタ配布、お楽しみ抽選会も開かれ、新日本海フェリーから小樽新潟ペア乗船券など豪華賞品が用意されていた。新企画勝手にランキング戦も企画した。
完走者全員の大会記録は21日(水)から、株式会社アイサムのHP(外部)内のおたる運河ロードレース大会に掲載される。
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