西條産業代表取締役社長で小樽ニュージーランド協会・西條文雪会長(71)が、ニュージーランドと日本の交流に対する貢献が評価され、ニュージーランド・メリット勲章を受章。6月9日(金)16:00から、小樽市役所(花園2)で報告会を行った。
同章は、1996(平成8)年5月30日、ニュージーランド女王エリザベス2世により創設たされもので、2023(令和5)年は180名が叙勲を受け、外国人4名のうち日本人は同氏1人で、メリット勲章名誉5等勲士を受賞した。
6月5日(月)、ニュージーランド政府が正式に発表。地元の新聞を見たダニーデンなどの友人からお祝いの連絡が入り、喜んでくれているという。
小樽市とニュージーランド・ダニーデン市とは、1980(昭和55)年7月に姉妹都市提携を結んでいる。
小樽博覧会があった1984(昭和59)年、東京から戻ってきたばかりの同氏は、小樽市とダニーデンが姉妹都市提携を結んでいることを知り、ニュージーランドパピリオンで交流したのがはじまり。
東京の商社でオーストラリアやニュージーランドとの仕事をしていて、南半球には思いがあり、ニュージーランドとの交流に関心があった。博覧会が終わると建物を壊すと聞き、会社に移設しダニーデンというレストランを開店。民間交流し、40年間姉妹都市交流に努めてきた。
その間11回の小樽市使節団の訪問を含め、20回以上のニュージーランドの訪問。経済・教育・スポーツ・文化v青少年交流などを通じ、日本との繋がりを育んできた。2000(平成12)年から同協会副会長、2008(平成20)年から会長を務め、現在に至る。
同氏は、「今まで40年間、姉妹都市としてやってきたことに評価していただき、光栄に思う。叙勲に対する思いが、日本とでは重みが違うと聞き、今回は外国人4人の受賞で日本人は私だけ。
国際交流は、頻繁に行かないと人脈が途絶えてしまう。これからは、青少年をからめて交流を行い、経済交流を深めたい」と話した。
迫俊哉市長は、「ダニーデンのレストランで民間交流され、ニュージーランド協会会長として国際交流を進め、母校の小樽潮陵高校同窓会会長となりドリームプランを作り、生徒をダニーデンに短期留学させるなど、いろいろな分野で貢献されたことが評価され、誇りに思う」と話した。
同氏の他に、同市からは、2004(平成16)年に土屋周三氏(当時小樽市総合博物館長)が受章している。9月26日には、ニュージーランドの首都ウェリントンで開催の受章式に出席する予定。