旧手宮線を清掃活動する、快適な環境づくり実践促進連絡会議(堀口雅行会長)主催の旧手宮線クリーンアップウォーキングが、6月6日(火)10:00から4年ぶりに開催され、近隣町内会や企業から55名が参加した。
日本で3番目の鉄道旧手宮線は、1985(昭和60)年11月に廃止され、1993(平成5)年から、官民協同で清掃活動を始め今回で28回目となる。
コロナ禍前までは、午前中に相生町踏切から寿司屋通りの600mも清掃エリアとしていたが、今年は規模を縮小し、午後から実施していた総合博物館手宮口ゲート前から小樽駅前中央通りまでの1,200mのみとした。
9:50、手宮口ゲート前に参加者が集合。堀口会長は、「手宮線は、1880(明治13)年、三笠市幌内鉄道と小樽を繋いだ日本で3番目の鉄道。
北海道の心臓とよばれた町小樽の大きなポイントとして使用され、小樽、北海道に留まらず、日本の遺産を守り続けることが大切。市民をはじめ、訪れる観光客のため、清潔で潤いのあるまちづくりのため、息の長い環境美化活動として努めてまえりたい」と挨拶した。
散策路として活用されている旧手宮線に、目立ったゴミはほとんど見つからず、比較的綺麗だったが、目を凝らして歩き、小さなたばこの吸い殻など細かいゴミも拾い集めていた。
終着点の小樽駅前中央通りには清掃車が待機し、集めたゴミを積み込んでいた。
13名が参加した北海製罐の渡部一雄工場長は、「初めて参加し地域貢献したい」と話し、19℃前後の汗ばむ気温の中、ゴミを拾い集めながらゴール地点を目指した。
◎関連記事