小樽祝津産の鰊とおタテを一緒にした、おたる祝津にしん・おタテ祭り2023が、6月3日(土)10:00から祝津の前浜を会場に開幕した。主催は、おたる祝津にしん・おタテ祭り実行委員会(山岸篤史実行委員長)。
昨年、第1回目として9月4日(日)に開催されたおタテ祭りは大盛況に終わり、今年は、にしん祭りに合わせて開催。祝津海産物市場即売会では水産加工品を格安で、楽しいイベントも用意され、こどもから大人までが楽しんだ。
無料だった炭火で焼いで味わうにしんを、今年は2日間で1,000尾を用意し、1尾300円で販売。おタテも2日間で4,000個用意し、1個300円で販売。漁師さんが炭火で焼き立てを提供した。
開催に先立ち、小樽稲荷神社の木村宮司が大漁祈願祭を執り行い、迫俊哉市長・海上保安部長と、祝津町会・漁港協同組合・NPO法人祝津たなげ会メンバーらが出席し、オープニグセレモニーが開かれた。
長年雨男と言われ続けている山岸委員長が、今年もそれを実証するような雨模様となり、「今日1日、祝津の美味しい物を食べて、歴史も学んでもらいたい」と挨拶した。
迫市長は、「沢山のイベントや企画が準備され、多くの皆さんに楽しんでもらいたい」と祭りの成功を祈った。
次第に風を伴った雨が強くなる中、小樽鰊御殿主催のにしん幼魚放流式を行った。5cmほどに育った幼魚500匹が用意され、参加者は幼魚が入ったバケツを海まで運び、静かに海に放流した。
祭り会場では、にしんやホタテと水産加工品等を販売する祝津海産市場即売会や、6台のキッチンカーがおタテオリジナルメニューを提供。プチ小樽群来太郎丼・浜の母さん特製おタテ汁・ホテルノイシュロス小樽特製しりべしコトリアード・にしん群来バーガーの販売も行われ、傘を差しながら会場を見て回り、お目当ての商品を買い求めていた。
ホタテの稚貝と手のひらカレイ詰め放題やホタテの釣り体験・ホタテむき食育体験が行われた。
なかなか難しいむき体験では、スタッフの丁寧な説明で小さなこどもも簡単にホタテを殻から外すことに成功。
ホタテむきが気に入った女の子は、4枚目に挑戦し綺麗に身を取り出すことができ、「上手になった。オスとメスが分かった」と満足した様子だった。むいたホタテは、会場の炭火で焼いて母親と食べていた。
ホタテ釣りコーナーでは、札幌から訪れた小学5年生の男の子が初挑戦。見事釣り上げることができ、「楽しい!」と満足した様子だが、お目当てはにしん焼きだった。
11:30頃からは、会場に設置の炭火の焼き台で次々とにしんが焼かれ始め、香ばしい香りが漂った。来場者は、雨にも負けずにしんが焼けるのをじっと待ち、口いっぱいに焼きたてのにしんを頬張っていた。
4日(日)も同じ内容で実施され、4日のみ10:30〜15:00に、小樽群来そばを楽しむ会による小樽群来そば(120食限定)を700円で販売する。無くなり次第終了。
◎おたる祝津たなげ会〜おたる祝津にしん・おタテ祭り2023詳細(外部)