クルーズ船「クイーン・エリザベス」 小樽初寄港

 

 

 キュナード・ラインが運航するクルーズ船「クイーン・エリザベス」(99,000t)は、4年ぶりに日本への寄港を開始し、5月27日(土)小樽に初寄港した。予定時刻よりも早い7:30頃に小樽港勝納ふ頭に接岸。

 

 英国領バミューダ船籍の同船は、2010(平成22)年就航、2018(平成30)年改装。総トン数99,000トン・乗客定員2,018人・最大速度23.7ノット・全長294m・最大幅32.3m・喫水7.9m。

 

 岸壁では、小樽観光協会による物販ブースのほか、小樽英会話同好会(小樽ESS)と小樽おもてなしボランティアの会によるインフォメーションセンターを開設し、乗船客に観光案内等の相談に応じていた。

 

 10:00から歓迎式を開催し、小樽港クルーズ推進協議会会長の迫俊哉市長は、「小樽港は1899(明治32)年に外国貿易港に指定されて以来、安全な停泊と充実した体制を内外の船舶に提供してきた。

 

 近いうちに再度寄港されることを心待ちにしている。最終港まで安全な公開を続けられ、全ての乗客の皆さんが素晴らしい思い出を作ることを祈っている」と、歓迎の挨拶をした。

 

 小樽港の盾を贈呈されたスティーブン・ハワース船長は、「来年また日本の海に戻り、今年の寄港地や人々と築いた素晴らしい関係を続けていけることを楽しみにしている。

 

 素敵な贈り物に感謝し、船内に飾り、お客様に鑑賞してもらう」と述べた。

 

 迫市長には、モットーとしている“常に同じであること。一丸となって前進せよ”と書かれたプレートが手渡され、鈴木喜明市議会議長も記念品を交換し、小樽コンシェルジュの富樫凜子さんが花束を贈呈し、和やかな雰囲気に包まれた。

 

 勝納ふ頭には同客船を近くで見ようと多くの見物客が訪れ、乗客は、短時間ではあるが思い思いの小樽を過ごしていた。

 

 18:40、小樽潮太鼓保存会の潮太鼓打演が響く埠頭を出港した。

 

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