小樽後志民謡連合会(宮下航英会長)主催の第72回北海道民謡連盟小樽後志地区民謡決勝大会が、5月21日(日)10:30から小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれ、子どもから大人まで約30名が5部門に分かれ、これまでの練習の成果を発揮し、全道大会への切符をかけ自慢の喉を競った。
開会式では、宮下会長をはじめ、中村裕之衆議院議員や道議会議員らがステージに登壇し、激励の言葉を述べた。
宮下会長は、「今年は、コロナが季節性インフルエンザと同じ5類となり、8月5日には北広島市で、幼年と一般の全道大会があり、10月には熟年の全道大会が苫小牧で開催される。今日の大会はその選抜大会となる。一生懸命に励んだ成果を十二分に発揮してもらいたい。皆さんも最後まで応援よろしくお願いしたい」と挨拶した。
前回大会の優勝者から優勝旗と優勝杯の返還があり、11:00から、相蘇貴子審査委員長･土屋ミサ子副審査委員長･宮下審査委員よる審査が始まった。
プログラムの第1部幼年･少年少女の部(幼児～中学3年生)には、4歳～小学6年生まで4名が出場。
トップバッターは、民謡一家の環境で育つかもめ会所属の秋山莉央さん(4)が、石狩川流れ節を堂々と歌った。2歳から民謡を続け優勝常連の姉の瀬奈さん(小6)も出場し、同曲を披露した。最後は、新声睦会所属の中川凌さん(小5)が女工節を歌い、小樽の子どもたちが民謡に真剣に取り組む姿に拍手が沸き起こった。
第2部江差追分節の部では6名が出場。独特の歌い回しが会場に響き、観客は、歌の背景を想像しながら聴いていた。第3部は74歳以上の寿年の部で13名が出場。ナット節や北海浜節･南部俵積唄など、おのおのがこれまでの練習の成果を歌い上げた。
休憩を挟み午後からも第4部･第5部と審査が続き、幼少年少女の部では秋山瀬奈さんが優勝。中川凌さんが準優勝、前田愛菜さんが3位入賞し、全道大会へ出場を決めた。
何度も優勝している秋山さんは「いつも通りに歌った」、妹の莉央さんは初出場で「楽しかった」と話し、今後の活躍に期待が集まる。
大会結果
第1部幼少年少女の部(全道大会3名)
優勝秋山瀬奈さん
準優勝中川凌さん
3位前田愛菜さん
第2部江差追分の部(全道大会1名)
優勝 安井静穂さん
第3部寿年の部(74歳以上･全道大会4名)
優勝 小西秀明さん
準優勝 木内サツ子さん
3位 濱田清三さん
4位 平井峰子さん
第4部熟年の部(66歳～73歳･全道大会3名)
優勝 飯野信廣さん
準優勝 鈴木磐英さん
3位 太田政明さん
第5部一般の部(高校生～65歳･全道大会1名)
全国民謡の部優勝 安井静穂さん
北海道民謡の部優勝 帰山孝姫美さん
第72回北海道民謡連盟小樽支部地区民謡決勝大会
最優秀賞 安井静穂さん(第2部江差追分の部優勝)
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