小樽市総合博物館本館(手宮1)に動態保存されている、1909(明治42)年製造の蒸気機関車アイアンホース号の運行が、4月29日(土)から開始された。
昨年10月中旬から冬期間運休していたアイアンホース号は、今シーズン待望の運行が始まり、11:30の最初の便は36組約90名が乗車し、中央駅と手宮駅を往復約30分間かけて運行した。
本館構内にある国指定重要文化財の旧手宮鉄道施設である機関車庫からの出庫や転車台での方向転換、副線から本線に入り、客車の連結して中央駅を出発し、手宮駅まで200m走行。
手宮駅では客車を切り離し、転車台で方向転換し副線から本線へ入り、客車と連結して、乗客を乗せて中央駅まで走行。11:30の便では、転車台で方向転換し機関車庫へ入庫する様子までを楽しむことができた。
線路脇に植えられたエゾヤマサクラは咲き終わったものの、ソメイヨシノが満開となり、アイアンホース号の車窓からも楽しむことができた。
今日の運行を心待ちにしていた阿部悠斗君(1年)は、「かっこ良かった!」と話し、姉の萌香さん(3年)は、「楽しかった。桜もきれいだった」と満足した様子。
母親は、「1番に並ぶことができて、一等客車に乗車できた。1日に2回乗ることもあるほど、子どもたちは大好きで、久しぶりに乗れて嬉しかった。ブルーシートを外す手伝いにも参加し、運行開始のこの日を家族で楽しみにしていた」と話していた。
アイアンホース号のGW(5/3〜7)の運行は11:30・13:30・14:30・15:30。それ以外の5月の運行は11:30・13:30・15:30。各回先着36組で、5月3日(水)〜7日(日)は9:30からしづかホールで乗車券を配布。
5月10日(水)からは申込不要・各回先着120名で、一等客車は6組(1組4人まで)。一等客車の乗車券は9:30から正面窓口(券売所)で配布する。
5月1日(月)・2日(火)・8日(月)・15日(月)・22日(月)・24日(火)・29日(月)の全便と10日(水)・17日(水)・31日(水)の11:30発便は整備点検のため運休。
入館料一般400円、高校生・市内在住70歳以上200円、中学生以下無料。問合せ 0134-33-2523 総合博物館本館。
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