小樽国際インフォメーションセンター 新築工事地鎮祭

 

 

 株式会社小樽観光振興公社(港町4・西條文雪代表取締役)では、4月24日(月)10:00から、おたるマリン広場(港町164)に建設する小樽国際インフォメーションセンター新築工事の地鎮祭を行い、小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2)の星野昭雄宮司と川端克征権禰宜により工事の安全が祈願された。

 

 施主の西條代表取締役をはじめ、設計者のwaiwai合同会社(東京都台東区)澤井源太氏・大月彩未氏、施工者の福島工務店・福島正紘代表取締役会長と福島慶介代表取締役社長、迫俊哉市長ら38名が出席した。

 

 西條代表取締役は、「第3号ふ頭界隈の賑わいを作ろうと“港をちまたに”から10年が経ち、今日の日を迎えることができ感無量。市の整備計画に基づき、商工会議所・観光協会・観光振興公社がお互いに協力し合い、オール小樽のプロジェクトは意義のある。

 

 第3号ふ頭の整備計画の始まりで、グランドオープンは2026(令和8)年頃。多くの観光客や市民が訪れ、第3倉庫や北運河と連動し、ここが世界に誇れる場所になると思っている。

 

 小樽観光の発展に寄与することができ嬉しく思う。工事担当の福島工務店さんには、限られた工期の中で安全に留意してクオリティの高い建物を引き渡していただきたい」と挨拶した。

 

 迫市長は、「4月10日に待望のクルーズ客船が第3号ふ頭に接岸した。第3号ふ頭は、大型クルーズ船の対応のための岸壁改修を、国土交通省の力添えにより進めている。今年度40mのドルフィンが設置されると、いよいよ来年度以降、大型のクルーズ客船が第3号ふ頭に接岸できる。

 

 この間、小樽市としては国の支援をいただきながら、客船ターミナル・観光バスの駐車場の整備・イベントが開催できる緑地・観光船ターミナルも整備を行う予定。一体的な機能を有したこのエリアを、近い将来みなと未来オアシスの登録の申請も行う。

 

 インフォメーションセンターの完成により港オアシスの中核施設となり、この小樽に新たな観光拠点が生まれることとなり期待している。新たな観光需要が生まれ、日頃課題としている消費型観光へと大きく貢献するものと併せて期待している。無事故無災害で進められることを祈念する」と述べた。

 

 同公社が運営する同センターは、おたるマリン広場海側に建設を予定し、鉄骨平屋一部2階建ての倉庫群をイメージした建物で、延床面積約860.31㎡で、現在の小樽市観光物産プラザ(色内2・通称運河プラザ)の物販とインフォメーションセンターを新施設の1階に移設する。

 

 物販コーナーは、小樽マルシェとして、地元小樽や後志の特産物を小樽市漁協組合や小樽水産加工協同組合と連携し、JA新おたるや地域の農家と協力して朝市や軽トラ市など、屋外イベントも企画する。

 

 トイレを完備させ、男性・女性用共に17基ずつ・障がい者用トイレ・授乳室も備えたおもてなし。2階テラスは、自由に見学できるウッドデッキの展望スペース。夏はビアガーデン等を計画している。

 

 建物横には駐車場を整備し、現在の駐車場と併せて320台の駐車が可能。2026(令和8)年頃までには34号上屋跡を観光船ターミナルとし、市民ホールも完成させる計画だ。

 

 この建物を核とした整備を進め、今年度中には市が登録を目指す「みなとオアシス」に申請する予定。今年2023(令和5)年のGW頃までに着工し、2024(令和6)年3月のオープンを予定している。

 

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