おたる潮太鼓保存会打演で見送り ル・ソレアル出港

 

 

 4年ぶりに国際クルーズ客船の寄港が再開した小樽港では、第1号として、4月10日(月)7:30にフランス船籍でポナンが運航するル・ソレアル(10,992t)が寄港し、当初の予定よりも30分遅れで翌日11日(火)17:30に、山形県酒田市に向けて出港した。

 

 岸壁工事が進む中、小樽第3号ふ頭の荷物を保管していた倉庫を改修し、小樽クルーズターミナルが再開に合わせるように完成。税関に関する業務・出入国の手続きや検疫に活用され、トイレも設置されている。

 

 久しぶりのクルーズ客船出港に関係者50名ほどが見送りに集まり、おたる潮太鼓保存会のメンバー10名による迫力ある打演を披露し、デッキからその様子を見ていた乗船客から大きな拍手が沸き起こっていた。

 

 汽笛と共に、船体がゆっくりと岸壁から離れ、関係者は歓迎の意味を込めて旗や手を大きく振り、航海の安全を祈った。

 

 出迎えや見送りなどの歓迎行事に参加する小樽クルーズ客船歓迎クラブでは、新型コロナウイルス感染症拡大を懸念して活動を休止しているが、今後は、寄港する船との交渉次第では、活動再開の可能性もあると言い、現在会員を募集している。

 

 次の小樽港クルーズ客の寄港は、4月20日(木)10:00に、勝納ふ頭にオランダ船籍のウエステルダム(82,862t)を予定。

 

 ◎小樽港クルーズ寄港情報(外部)

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