4月10日(月)、新型コロナウイルス感染症の影響で、国際クルーズ船の寄港中止となっていた小樽港第3号ふ頭に、フランス船籍でポナンが運航する客船ル・ソレアルが着岸した。
2022(令和4)年度は、ぱしふぃっくびいなすとにっぽん丸の日本船籍のみの、のべ6回の寄港に留まっていたが、今年度2023(令和5)年度は、ル・ソレアルを皮切りに、初寄港6隻を含む22回のクルーズ船の寄港を予定している。
工事中だった小樽港第3号ふ頭は接岸可能となり、10日早朝に姿を現したル・ソレアルの白い船体が、青い海と空にまぶしく輝いていた。
同船名はフランス語で“太陽と道を切り拓く”という意味の造語で、6階層の客室はすべて海側でほとんどがバルニー付き。フランス料理のフルコースで美食の船として親しまれている。総トン数10,700トン・全長142m・全幅18m・乗客定員264名・乗組員数140名。
小樽出港は4月11日(火)17:00の予定。寄港するクルーズ船の出迎えや出港時の見送りの歓迎行事に参加していた小樽クルーズ客船歓迎クラブでは、当面の間、新型コロナウイルス感染症感染拡大の観点から休止のままだが、おたる潮太鼓保存会による打演は披露される。
今後の小樽港クルーズ客船寄港予定は、4月20日(木)10:00に、勝納ふ頭にオランダ船籍のウエステルダムが入港。寄港が見送りなっていたクイーン・エリザベス(90,900t)が、5月27日(土)8:00に入港する。
115,906tもの巨大な船体のタイヤモンド・プリンセスは、6月18日(日)・8月26日(土)・9月26日(火)の3回を予定し、にっぽん丸は8月28日(月)から9月12日(火)までに6回の寄港。最後は10月24日(火)に初寄港のマーシャル諸島船籍・レガッタ(30,277t)が締めくくる。