小樽未来創造高3年・飯野さん ITパスポート試験合格

 小樽未来創造高等学校(最上1・河田章宏校長)情報会計マネージメント科3年の飯野桃果さん(18)は、高校最後の集大成として、3月18日(土)札幌で開催されたITパスポート試験に見事合格。初受験で初取得の国家資格となった。

 

 ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を持っていることが証明できる国家試験で、新しい技術や手法に関する知識をはじめ、経営全般など幅広い分野の総合知識を問う。

 

 検定試験取得に力を入れている同校のコンピュータ部(奥原祥顧問)も、合格を目指し日々勉学に励んでいる。

 

 コンピュータ部ではない飯野さんは、2年生の頃から国家資格に興味をもっていたものの、迷っているうちに3年生になり、進学先を資格取得に力を入れている北海道情報専門学校)札幌市白石区)にしたため、奥原顧問に勉強を見てもらうよう依頼した。今年度のコンピュータ部に3年生は不在な中、1、2年生の後輩とともに頑張った。

 

 昨年10月頃から放課後の勉強をスタートさせ、クリスマスも正月も気を弛めることなく、過去問や先生から出される課題に取り組み、3年生が学校に来ない2月も、卒業式後も学校通いが続き、半年弱の猛勉強で合格を掴んだ。

 

 試験終了後の点数から合格が分かった飯野さんは、「嘘ッ!と思った。家族も受かると思っていなかった。頑張った分達成感はあった。進学後はさらに上の勉強をして合格したい」と抱負を述べた。

 

 後輩には、「もし迷っていたら、そんな時間はもったいない。ぜひ動いでほしい」と、これまでの経験から行動するようアドバイスした。

 

 奥原顧問は、「この半年の努力がどれだけ加速できたか、これからの人生に繋げてもらいたい。自分を高めるために自分で切り開いた道。一般の人の生活を向上させる技術者になってほしい」と、エールを贈った。

 

 ◎北海道小樽未来創造高等学校(外部)

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