小樽友の会(鈴木智恵子総リーダー)は、3月10日(金)10:00~12:00と13:00~15:00に、活動の拠点である小樽友の家(緑2)でオープンハウスを開催した。
同会は、雑誌「婦人之友」の愛読者の集まりで、生活や子どものことを学び合い活動し、2022(令和4)年度で90周年を迎えた団体。
地域に根ざした友の家になるよう公開し、若い人や高齢者にも活動を見て知ってもらおうと、2022(令和4)年7月にオープンハウスをスタートさせ、10月と今回で3回目となる。
コロナも落ち着いてきたことから、茶室を公開してお茶席を設け、季節に合わせた桜とウサギの干菓子と淹れたてお茶を味わった。
同家には本格的な茶室があり、花や掛け軸にもおもてなしの心を込め、3月27日(月)に表千家、3月28日(火)に裏千家が行う、千家の初代である利休居士を偲ぶ利休忌に合わせた掛け軸が飾られていた。
同会のお茶の教室は70年の伝統があり、コロナ禍で中止となっていたが、9月か
ら再開され、毎月3回で作法などの伝統文化を学ぶ教室が開かれている。
チクチク縫いコーナーでは、さらしに色とりどりの糸で好きな模様を縫い、参加者はひと針ひと針丁寧に縫って完成を目指していた。
2階の食堂では、会員手作りのパウンドケーキやゆべしなどの菓子や不用品を持ち寄り、ミニバザーを開催。売上金は子ども食堂に寄附を予定している。
2階多目的ホールでは、子どもたちが自由に遊べるキッズスペースを設け、10:30からママたちと話そうが開かれ、交流を深めていた。子ども服のリサイクルも同時に行われた。
家計質問コーナーでは、携帯で気軽にできるクラウド家計簿「kakei+」の使用方法の説明や、会員の10年間に渡る電気使用量の変化の表を展示。子どもの成長とともに増えるているのが一目で分かる。
婦人之友社の「婦人之友」や「明日の友」のお気に入りバンクナンバーの無料配布や、手作りの揚げたてアンドーナツとツイストドーナツの販売(80個限定)もあり、来場者に喜ばれていた。
鈴木総リーダーは、「1回目は来てくれるのか心配だったが、少しずつ来てくれる人も増え、今後、定着してくれればと思う。
3回とも内容を少しずつ変えている。友の会の活動を知り、若い人たちにも来てもらいほっとできる場所になり、家に帰ってやってみようと生活の知恵になれば」と話していた。
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