うんがかんのひなまつり 4年ぶり着付け体験

 

 

 3月5日(日)、小樽市総合博物館・運河館(色内2)第一展示室で、子どもたちの健やかな成長を願い、うんがかんのひなまつりを開催した。

 

 3月3日のひなまつり行事として、同館所蔵の江戸時代の古今雛や明治末や昭和初期の段飾り、出征雛や豆雛など9組の雛飾りを展示している。

 

 昭和初期の段飾りをバックに、来場した子どもたちが着物を着せてもらい、写真撮影を楽しむ恒例行事となっていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止が続いていた。

 

 今回は、密を避けるため12組限定(1組2名まで)の予約制とし、4年ぶりの開催となった。恒例のお茶会は、まだ再開できないが、ひなあられがプレゼントされた。

 

 同館友の会メンバーの協力で、予約時間に来館した子どもたちに手早く着物を着付け、女の子には髪に簪を付けた。

 

 すまし顔でひな壇の前に座り、少し照れた表情を見せながら、家族からの写真撮影に応じていた。

 

 1組目予約の絢音さん(5年生)は、「動き辛くて重たいけど、綺麗な着物を着せてもらい、いつもと違っておしゃれができて嬉しい。

 

 7段飾りは、幼稚園の頃に見たきりだったので懐かしい」と話し、友人のこころさん(5年)は、「着物を選ぶのも楽しくて、また着てみたいと思った。お雛様もすごくて、とても楽しかった」と話した。

 

 兄妹で参加した優爾さん(6年)は、「袴を着せてもらい、小学校最後の記念となり楽しかった」と話し、妹の梨真さん(4年)は、「着物に合わせて髪を結ってきた。緊張したけど楽しかった。来年も着物を着たい」と話した。

 

 祖母も両親も一緒に撮影を楽しみ、子どもたちの成長過程として思い出の一枚になっていた。

 

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