西條産業株式会社(有幌町2・西條文雪代表取締役)では、3年ぶりとなる冬の恒例行事、福祉除雪ボランティアを2月25日(土)に実施した。
社員30名が、除雪を必要とする世帯がある奥沢をはじめ、オタモイ・長橋など6カ所に分かれ、ずっしりと積もった雪をスコップやスノーダンプを使って運び、生活路を確保し除雪作業に精を出した。
小樽市社会福祉協議会では、冬期間の除排雪の困難な高齢者などの世帯に対して、福祉除雪サービス・屋根の雪下ろし助成・置き雪除雪を実施。ひと冬3回まで玄関口から公道までの生活路などの除雪を行う福祉除雪は、ボランティアの協力が大きい。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、団体の参加が中止となっていたが、今年になって復活した団体も多く、同社も冬の恒例事業として実施し、今回3年ぶりに復活した。
今シーズン(11月1日~2月24日)の累積降雪量は、平年値450cmより45cm多い495cmと、例年に比べて雪が多く小樽市民を悩ませている。
奥沢地区の自宅の窓が雪で塞がり困っていると同協議会の案内で、同社の除雪ボランティアが出向き、雪を取り除く作業に尽力。西條代表取締役もスノーダンプに雪を積み、支障のないところへ雪を運んだ。
社員一丸となって除雪作業に取り組み、窓を塞いでいた雪が綺麗に取り除かれた住人は、「部屋の中が明るくなって良かった」と感謝していた。
西條代表取締役は、「雪も多く、ひとりで住んでいる方は大変だと思う。会社の経営理念が社会貢献ということなので、これからも続けていきたい」と話していた。
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