好きな本探して!! 高島小でブックフェスティバル

 市立小樽図書館(花園2・鈴木浩一館長)の児童・生徒の読書活動サポート事業のひとつである、学校を訪問して本を貸出するブックフェスティバルが、2月10日(金)に市立高島小学校(高島5・篠崎大作校長)体育館で、同校読み聞かせボランティア「すくすく文庫」も協力して実施された。

 

 3校時目に3年生と6年生59名、4校時に1年生と5年生63名、5校時に2年生と4年生60名に分かれて開催され、それぞれに読みたい本を限られた時間内に探し出し借りていた。

 

 同館所蔵の本1,000冊を学校へ持ち込み、ビニールシートの上に表紙が見えるように本を並べ、読みたい本や興味のある本を、見つけやすく手に取りやすくして、気に入った本を貸出している。

 

 海藤副館長は、「好きな本と出会うと本が好きになる。1,000冊の本からお宝の本との出会いを見つけてほしい」と呼びかけた。

 

 3時間目は、同文庫で活動26年目の安彦さんと山田さん、渡辺司書の協力で、しりとりが大好きで何でもしりとりに並べなければ気がすまない王様が、食事の出す順番もしりとりで決めているという「しりとりのだいすきなおうさま」の読み聞かせが行われ、児童は静かに聞き入り、物語の世界に吸い込まれていった。

 

 本の貸出の説明の後、体育館に敷き詰められた本の中から、28日(火)まで借りることができる好きな本を3冊まで選び、受付を済ませると、借りた本を早速読み始めていた。

 

 貸出しはできないが、立体絵本やしかけ絵本・おはなし迷路などの本も持ち込まれ、自由に読むことはでき、しかけ絵本は、ページをめくるたびに次々と絵が飛び出すしかけに驚き、友だちと楽しむ姿が見られた。

 

 6年生の女子は、「おばけマンションシリーズの本や新選組の沖田総氏が好きで、関連した本などを借りた。気に入った物が見つかって良かった。3冊以上借りたい。ブックフェスティバルをもっとやってほしい」と期待した。

 

 他の男子児童は、「ドラゴン図鑑を借り、従兄弟にも見せてあげたい」と話していた。

 

 1,000冊の中には、迫俊哉市長協力の児童・生徒へ読書の楽しさを伝えることで、生活習慣の改善を目的とした「脱スマホ!本の世界に飛び込もう!!(通称DS便)」や、都通り商店街無農薬野菜販売会実行委員会から寄贈されたスクールライブラリー便用の本も含まれていた。

 

 ◎市立小樽図書館(外部)

 ◎関連記事