水彩画とマンドリンの共演!小樽雪あかりジョイント事業

 小樽市文化団体協議会(大道恒雄会長)では、3年ぶりとなる雪あかりジョイント事業を、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開催する。

 

 2016(平成28 )年から小樽雪あかりの路の開催時に、絵画とバレエ・合唱・書と管弦楽・華道と箏など、異なるジャンルのアーティストが展示とパフォーマンスの共演を披露し、小樽の芸術を身近に触れ、分団協に所属する素晴らし文化芸術を知る良い機会となっている。

 

 第6回目となる同事業は、小樽水彩画会の水彩画をバックに、小樽商科大学プレクトラムアンサンブルによるマンドリン演奏の共演を、2月10日(金)・11日(土)・12日(日)の3日間限定で開催。

 

 同ジョイント事業に先だち、2月8日(水)から、小樽水彩画会会員15名の新作も含めた17点を展示する作品展が始まった。

 

 比較的大きなサイズに統一して、それぞれの個性を強調した水彩画がずらりと並び、早速、絵画に興味をもつ市民がじっくりと鑑賞していた。

 

 定年後に老壮大学で水彩画を始め、20年描き続けている河合幹夫さんは、釧路湿原に2羽の丹頂鶴を描き、幻想的な風景に仕上げている「丹頂鶴」や「湿原」と、湿原に真っ赤に咲くサンゴ草の原風景を元に、湿原を描いて10年、自分のイメージを重ね合わせて完成させているという、網走のサンゴ草を描いた「サンゴ草」は最近まで描いていたとう新作の3点を出展。

 

 河合さんと老壮大学同期の八幡郁子さんは、得意のソーイングシリーズで「晴れの日間近」と題して、物語が想像できるレースのドレスを出展。

 

 艀が並ぶ第3倉庫「運場慕情」は、三留市子さんの作品。太田喜久代さんは、獲れたての新鮮な鰊を描いた「豊漁」など、来場者の目を楽しませている。

 

 老壮大学卒業生の女性は、「どの作品も個性が出ていて素敵」と話していた。

 

 第6回分団協雪あかりジョイント事業2023

  A Crystal Night in Art Museum「心を描く 透明水彩の世界へ」

 小樽水彩画会作品展

 2月8日(水)〜12日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)

 小樽商科大学プレクトラムアンサンブル

 2月10日(金)・11日(土)18:00〜18:30、12日(日)15:00〜15:30

 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー・入場無料

 

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