小樽南ロータリークラブ(山村弘一会長)では、2月4日(土)11:00から小樽経済センタービル(稲穂2)7階ホールで、青少年の健全なる育成に関する事業・第63回小樽市内高校優秀卒業生表彰式を開催した。
この事業は、全世界のロータリー共通の関心事で、次代を担う青少年の育成に少しでも役立ちたいと、これまで約600名以上の卒業生を表彰している。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、表彰式は2年ぶりの開催となった。
今回は、市内全日制高校9校と定時制高校2校から、人格・行動・学業に優れた学生
11名が選ばれた。
会場では、同ロータリ―クラブ会員25名と来賓の加澤雅裕北海道高等学校長協会後志支部長(潮陵高校校長)、先生代行も含めた表彰者9名と保護者、学校関係者10名が集まり、これまでの努力を讃え新たな出発にエールを贈った。
表彰者紹介後、大正硝子制作の硝子の盾の表彰状を贈った山村会長は、「受賞者の皆さんは、これからの人生を希望と誇りを持って生活してください。我々ロータリアンの胸に基づく立派な行動・人格の形成・職業において道徳的水準を高め、社会に奉仕し立派な人間になることを心から願う」と祝辞を述べた。
小樽水産高校の白岩永司さんは、「学校で学んだことを、卒業後、漁師になって活かしたい。鰊が獲れて賑わっていた、昔の後志のような浜にしたい。衰退しないためには、皆さんの力を借りて、後志を盛り上げていきたい」と、受賞のスピーチを述べた。
小樽明峰高校・三國菜月海さんは、「中学校でできなかったことを高校でチャレンジしようと、演じることに興味があり入学後演劇部に入り、他に放送部・太鼓部・料理部にも入ったが、一番心に残っているのが演劇部の活動。3年の秋には、部員みんなで力を合わせて高文連のステージに立った。
また、生徒会活動にも参加し、2年生後期から3年生前期まで会長を務めた。学校全体をまとめる大きな仕事。振り返ると中学校時代から大きく成長したと思う。明峰高校に来て良かった。感謝している」と述べた。
どの受賞者も、これからの人生に希望を持ち、努力を惜しまず頑張る心構えが感じられるスピーチに、ロータリアンから大きな拍手が贈られていた。
受賞者11名は次の通り
末 渚沙 小樽潮陵高校
千代 健太 小樽潮陵高校定時制
堀川 心海 小樽桜陽高校
佐藤 愛華 小樽未来創造高校
山田 友哉 小樽未来創造高校定時制
白岩 永司 小樽水産高校
飯坂 千尋 小樽双葉高校
三國 菜月海 小樽明峰高校
石谷 心 小樽北照高校
小野 未来哉 北海道高等聾学校
上原 翔太 北海道小樽高等支援学校
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