北海道勧仁塾道場(山村弘一会長)では、1月28日(日)13:00から遊人庵(花園4・おたる無尽ビル)に集合し、新春伝統行事のひとつである雪中ランニングを行った。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2021(令和3)年と2022(令和4)年は中止したが、本日の最低気温−10.6℃、最高気温も−5.4℃と上がらず厳しい寒さの小樽で、練習の一環として心身を鍛えるため3年ぶり47回目を決行。
4歳から大学生までの塾生50名と指導員10名が胴着姿で、先頭の先輩塾生の「ファイト!」の掛け声に合わせ、素足のまま遊人庵を出発。
歩道に積もった雪の上を走り、足の裏が冷たいから痛いに変わっても走り続け、サンモール一番街まで往復2km弱のコースを駆け抜け、寒さを吹き飛ばした。
折り返し地点のサンモール一番街では、入口の酒商たかのの高野店主も塾生を激励。通行人も素足で走る姿に驚きつつエールを贈っていた。
同商店街で、一同は整列して空手の基本動作を行い、再び遊人庵目指して駆けて行った。あまりの冷たさに泣き出す子どももいたが、全員が無事完走した。
到着後、保護者らの温かい言葉に迎えられ、頑張って走った参加者は満足した様子だった。
小学3年生の高野陸君は、「4歳から空手を始めた。最後まで走って、後から冷たさにも慣れたが、建物に戻った瞬間足が痛くなった。空手は大好きで、現在1級。5月の大会では優勝したい」と目標を話した。
先頭で旗を持って走った中学3年生の田口隆介君は、「3歳から空手を始め12年経つ。雪中ランニングは、冷たいけど気持ちを鍛えるために良いと思う。今年は受験で、高校生になったら全国大会出場を目指したい。大学に進学してもずっと空手を続けたい」と話した。
14:30から住吉神社宮司による鏡開きを行い、日本刀による試し切りを全員で行った。新年交流会では、雑煮を味わい仲間と楽しい時間を過ごした。
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