12月17日(土)〜25日(日)にサロン・ド・宮井(花園1・宮井額物店)で開催された、小樽の作家24名によるチャリティ2022展の収益の一部(57,400円)を、市立小樽美術館(色内1・苫名真館長)の支援団体・市立小樽美術館協力会(秋野治郎会長)に寄附し、1月24日(火)11:30から贈呈式が行われ、出品美術家の宮井保郎氏(85)・阿部典英氏(83)・羽山雅愉氏(79)が出席した。
同チャリティ展は、市民と作家のコミュニケーションの場として、2019(令和元)年からスタートし、今回で4回目で寄附の合計は202,011円。2月1日(水)にオープン予定の同協力会が運営するミュージアムショップの備品購入や運営に使用される。
阿部氏は「芸術・文化の充実に併せ、観光都市小樽がさらに発展されるよう、金額は少なくても気持ちを忘れずに、若い人にも主旨を理解してもらい続けてほしい」と述べ、羽山氏は「作品を広げることが第一目標ではあるが、ここで生まれる収益を美術館で使い発展してほしい。いろいろな人たちが育ってくれれば」と期待した。
会場を提供し作品も出品している宮井氏は、「ミュージアムショップの2階は交流の場にしたい」と希望し、オタルンカード満点カードの教育環境券部分(1枚20円)を1,000枚貯めた2万円も寄贈した。
苫名館長は、「美術館のショップ活動が軌道に乗り、市民・観光客に還元され、小樽の美術文化の振興に繋がる。展覧会やショップに人が集まり、輪が広がる場になり、もっと付加価値が上がれば」と感謝した。
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