小樽市立高島小学校(高島5・篠崎大作校長)では、冬休みの終盤となる1月17日(火)に、冬休みニコニコ教室開催日に合わせ、ユネスコスクールの英語プログラムを加えた第2回ユネスコスクールニコニコフェアを開催し、ユネスコについて学び英語でゲームを楽しんだ。
同スクールは、豊富な自然と歴史的遺産をもとにした「ふるさと教育」を軸に、環境・人権・平和・福祉・国際理解・地域伝統文化・文化遺産をテーマとして、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を実現するため、平和や国際的な連携を実践。
同校は、2013(平成25)年6月に、市内で初めて同スクールに認定されて10年目となり、1回目は、昨年の夏休み7月26日(火)・27日(水)に、低学年と高学年に分け合計33名が参加し、ゲームや読み聞かせを楽しんだ。
今回は同校児童65名が参加し、同校教員とベテランALTのアンディさん、小樽ユネスコ協会会員7名が対応した。
9:00〜9:50は、低・中・高学年に分かれ、通常放課後学習で行っているニコニコ教室を実施。冬休みの課題や自宅から持参したドリルなどに取り組み、分からないところは教師に聞いたりして問題を解いていた。
4年生の女子2名は、25日(水)に実施される都道府県テストに向け勉強中。分からない箇所を教え合いながら協力して進めていた。
これまで英語を指導しているアンディさんは、各教室を回り、顔なじみの生徒たちと英語で挨拶などを交わしていた。
10:00からは体育館でユネスコスクールが始まり、ユネスコについてや、カンボジアのチョンクニア村の水上生活様子をDVDで学習し、英語バージョンの「だるまさんがころんだ」やカードで英語の単語を作るゲームを実施した。
ユネスコは、「教育を通じて平和の普及」を目的に、1948(昭和23)年から活動を開始し、災害子ども教育支援基金・世界寺子屋運動・東日本大震災子ども支援などの活動を実施。中でも、世界寺子屋運動では、学びの場(寺子屋)の普及を通じて、公平に学べるように応援。
同校では、書き損じはがきの回収に協力し、日本ユネスコ協会連盟から感謝状が贈られた。
篠崎校長は、「今日の感謝状を受け、書き損じはがきの回収などは、世界中の貧しい子どもたちにとても役立っていることが分かったと思う。小さい運動ではあるが続けてほしい。これからも少しでも役立ててもらえるよう、力を合わせて実施していきたい」と話した。
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