小樽手宮ターミナル跡地にサ高住建設 北海道中央バス

 2022(令和4)年3月末で廃止となり同年8月に解体した旧手宮ターミナルの敷地内に、北海道中央バス株式会社(二階堂恭仁取締役社長)が、サービス付き高齢者向け住宅「マイラシーク手宮」の建設計画を発表した。


 手宮地区のバス始発場所として利用していた手宮ターミナルと併設の待合室を廃止し、現在更地にして手宮停留所として使用していた場所に、小樽市の特定施設入居者生活介護事業所の指定を受け、グループ会社の株式会社泰進建設が運営する施設を、2023(令和5)年4月から工事開始、2024(令和6)年2月までに完成させ、同年3月の開業を目指す。手宮地区各町会住民へは、2022(令和4)年12月の回覧板で知らせている。

 

 同施設名は、サービス付き高齢者向け住宅「マイラシーク手宮」(手宮2丁目18-1・28-1)で、鉄筋コンクリート造地上5階建て・建物高さ18.65m・建物面積657.03㎡・延床面積2,553.03㎡、サービス付き高齢者向け住宅64戸、そのうち50戸は特定施設。食堂・機能訓練室・浴場・トランクルーム・多目的室など。

 

 入居条件は60歳以上、または要介護・要支援認定者など。事業費は約7.6憶円(うち補助金0.4億円を予定)。

 

 2012(平成24)年10月小樽市内塩谷にマイラシーク塩谷を、2016(平成28)年4月札幌市内にマイラシーク南郷を開業し、今回は3棟目の事業展開となる。

 

 同事業は、安否確認・生活相談サービス・食事サービス・介護度に応じた介護サービスも受けられ、自分らしい生活スタイルと快適な住環境・ケアサービスを提供する。

 

 この建設に伴い、2023(令和5)年4月1日から、手宮停留所を手宮交番隣りへ移設する。停留所位置が変わる路線は、小樽市内本線の2・桜町行きと3・新光2丁目行き・おたる水族館線の10・本局前行き。

 

 ◎自社所有地の活用による サービス付き高齢者向け住宅事業の展開について(PDF)

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