小樽市長新年定例記者会見 2期目初の予算編成

 

 小樽市(迫俊哉市長)は、1月5日(木)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、定例記者会見を行った。

 

 昨年8月に迫市長2期目がスタートして初めての予算編成となる、2023(令和5)年の市政推進について、「本市の最重要課題と位置付けている人口減少問題、社会減に歯止めをかける施策を重点的に進めるために、子育て支援・創業支援、移住や定住を結び付けた取り組みの拡充に可能な事業は、2023(令和5)年から実施する。

 

 本市が取り組む主な事業は、新総合体育館の整備に向けた取り組み、歴史的風致維持向上計画の策定に向けた取り組み、デジタル化や脱炭素など社会の変化に対応するために、第7次小樽市総合計画の中間見直し、5年に1度の小樽市自治基本条例の見直しの検討を行う。

 

 さらに、並行在来線のバスルートやダイヤの検討、第3号ふ頭の整備の推進、行政手続きのDX化の推進、引き続き、新型コロナウイルス感染症対策など、諸課題の解決に向けた取り組みを着実に進めたい。

 

 今年は小樽運河が完成して100年を迎え、市内では実行委員会が運河100周年に関連したイベントを予定している。

 

 様々なまちづくりに取り組む団体などによって、1930(昭和5)年から各地で全国町並みゼミの開催を続け、本市では、1980(昭和55)年と2001(平成13)年に続く、3度目となる第46回全国町並みゼミ小樽大会を10月13日~15日かけて開催する。

 

 運河100年となる今年、多くの方々がまちを見つめ直し、将来に向けたまちづくりに向けて考える機会となればと期待している。

 

 事業の成功に協力し、小樽運河の歴史を市民をはじめ多くの方に知ってもらえるよう企画を実施したい。本年も小樽の魅力を生かしたまちづくり、安心して快適に住み続けるまちづくりを目指してまいりたい」と考えを述べた。

 

 2023(令和5)年の事業については、以下の通りとした。

 

 1.2023(令和5)年クルーズ客船寄港

 

 昨年の2022(令和4)年、2年10か月ぶりに日本のクルーズ船“にっぽん丸”が6回寄港。今年のにっぽん丸は小樽発着で5回を予定している。

 

 外国クルーズ船については、感染予防ガイドラインに基づいた対応が求められ、のべ19回の寄港打診を受けているところで、公表には至っていない。

 

 2.新総合体育館の整備について

 

 小樽市新総合体育館基本構想の策定に向けて、12月27日(火)~1月25日(水)でパブリックコメントを実施。

 

 体育館の規模や機能等の基本的な考えをまとめた、基本構想案について説明する市民説明会を、1月13日(金)に15:00と18:00の2回、小樽市民会館(花園5)1号室で実施する予定

 

 ◎小樽市新総合体育館基本構想案についての市民説明会(外部)

 

 2月9日(木)10:15からは、第6回小樽市新総合体育館整備検討委員会を教育委員会庁舎(緑3)で予定している。

 

 ◎新総合体育館整備検討委員会(外部)

 

 3.小樽市歴史的風致維持向上計画の策定について

 

 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)に基づく支援制度を活用し、市固有の歴史文化資源を守り育て、後世に継承するとともに、歴史的な環境を活かしたまちづくりを進めることにより、地域の活性化や市民の郷土に対する誇りと愛着を醸成
することを目的としている。

 

 2022(令和4)年12月20日現在、88市町の計画が認定され、認定されると道内では初めてのこととなる。

 

 4.出産・子育て応援事業

 

 国が創設した出産・子育て応援交付金を活用し、全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産子育てができるよう、妊婦期から出産子育てまで一貫して身近で相談に応じ、ニーズに即した必要な支援に繋ぐ伴走型相談支援と経済的支援を一体として実施する。

 

 事業開始日は3月1日(水)予定。4月1日(木)以降に、妊娠・出産した人を対象者に面談を行い、妊娠届時に5万円・出産届時に5万円を支給する。

 

 2022(令和4)年4月1日~2023(令和5)年2月28日に出産した人にはアンケートを送付し、回答してもらうと10万円を一括で支給する。具体的な手続きは準備中で、出来次第、HPで知らせる予定。

 

 5.小樽市二十歳を祝う会について

 

 式典の名称を二十歳を祝う会に変更し、1月8日(日)15:00から市民会館(花園5)で開催して門出を祝う。式辞・祝辞・出席者代表からの誓いの言葉・恩師からのメッセージをビデオ上映する。

 

 ◎令和5年小樽市二十歳を祝う会(旧成人式)の開催について(外部)

 

 6.NPO法人OTARU CREATIVE PLUS(略称OC+・斎田義孝理事長)との連携について

 

 小樽市とOC+は、相互に連携して旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫の保全・活用
に取り組み、地域の活性化に資することを目的に、1月13日(金)14:30から小樽経済セン
ター(稲穂2)7階Bホールで連携協定を締結する。

 

 7.市立小樽美術館ミュージアムショップ小さな旅

 

 同ショップは2月1日(水)にオープンし、より美術館の魅力に繋がるよう、同協力会が運営してアーティスト関連の商品を扱う。

 

 ◎ミュージアムショップまもなく!(外部)

 ◎小樽市長記者会見記録令和5年1月5日(外部)

 ◎R050105小樽市長記者会見(YouTube)