北海道開拓使の榎本武揚が作った小樽の龍宮神社(稲穂3・本間公祐宮司)では、感染対策を徹底した2023(令和5)年の初詣で、元旦限定の御朱印と開運招福根付の配布を、恒例となる松前神楽や甘酒配布とともに開催する予定で準備を進めている。
元旦限定の御朱印は、本間宮司が心を込め、赤地に金と銀の文字を手描きした2種類・1枚600円で約300枚限定。新年の幕開けにふさわしい、「心願成就」を祈願し祈祷した貴重なもので、1日(日)0:00から事務所で販売。
恒例の開運招福・卯の根付とおみくじは、100名限定で獅子舞時に参拝者に配布される。
新型コロナウイルス感染症拡大が収まらず、御神酒の拝戴(はいたい)は中止としたが、冷えた体を温めてくれる、健康と幸せを祈願した温かい甘酒はおかわり自由で無料で振舞われる。
社殿では0:00から龍神天昇祭を実施。神楽に興味を持つ子どもたちも増え、小中高校生と大人の獅子舞があり、いつもよりも大勢で新年の安全と繁栄祈願を祈り松前神楽を踊る。
12月31日(金)15:00から大祓祭、23:00から除夜祭、1月1日(土)0:00からは龍神天昇祭、0:15頃から社殿で道無形文化財松前神楽奉納を行い、獅子舞が境内に降りて干支の根付を配布、0:40頃から龍祭会正式参拝、8:00から歳旦祭を実施。1月7日(土)9:00~15:00どんど焼きを予定。
お札・お守り・破魔矢などの授与は、時期を前倒しにして密集を避ける対策を実施中。
本間宮司は、「コロナの感染拡大が収まってきている状況ではなく、インフルエンザも流行ってきている中での新年となるが、2020(令和2)年からこれまで、苦しく辛い思いをしながら頑張ってこられた。
皆さんと一緒に支え合ったり助け合ったりして、苦しいことを力を合わせて何とか乗り越えてきた経験は、これからの大きな飛躍を遂げる力になると思っている。来年は卯年で飛躍の年。飛躍の原動力になることを祈っている」と話した。
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