小樽市議会第4回定例会閉会 市長提案通り可決

 小樽市議会の2022(令和4)年第4回定例会は、12月26日(月)の最終日13:00から、討論・採決し、迫俊哉市長提案の議案は原案通りすべて可決された。

 

 今定例会で取り扱った議案は、第3回定例会継続議案13件(決算認定)を含む43件。市長提案の議案27件はすべて可決。継続審査の13件は認定。最終日に提出された人事案件の公平委員会委員の選任と人権擁護委員候補者の推薦についてはどちらも同意。共産党提案の議案第24号非核港湾条例案は否決となった。

 

 最終日に市長から追加提案された議案は、議案第25号令和4年度小樽市一般会計補正予算、妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型の相談支援と一体的に行う経済支援として、出産・子育て応援事業費4,729万9千円で、妊娠届出時5万円・出生届時子ども1人につき5万円を、現金で支給する。対象者は2022(令和4)年4月以降に妊娠・出産した人。また、ロータリ除雪車を2台更新する。

 

 議案第26号は、市立潮見台小学校のスクールバスにおける傷害事件に関し、教育長からの申し出を受け、同氏の2023(令和5)年1月分の給料月額から100分の10を乗じて得た額を減額する。

 

 議員提案の議案第29号は、小樽市議会における個人情報の適正な取り扱いに関し必要な事項を定め、個人の権利利益を保護するもの。

 

 議案30号は、小樽市議会議員の報酬・費用弁償、及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案ですべて可決とした。

 

 陳情では、今定例会で新たに付託された、陳情第31号子どもの新型コロナウイルス感染症対策緩和を求める陳情方については継続審査。

 

 継続審査中だったが、陳情第28号仮称北海道小樽余市風力発電所建設に関する要望方については採択された、今定例会で新たに付託された請願はなかった。

 

 意見書案6件のうち、デジタル人材育成を強力に推進するための支援を求める意見書、女性差別撤廃条例選択議定所の速やかな批准を求める意見書、帯状疱疹ワクチンへの助成及び定期接種化を求める意見書、知的障害者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書の4件は可決。

 

 健康保険証の原則廃止とマイナンバーカードの保険証利用等に係るシステム導入の義務化の撤回を求める意見書と、介護保険制度の見直し中止・撤回などを求める意見書の2件は否決とした。

 

 ◎市議会本会議〜日程・質問通告・提出議案等(外部)

 ◎R041226 小樽市議会本会議1(youtube)

 ◎R041226 小樽市議会本会議2(youtube)

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