小樽商科大学第22期江頭進(副学長)ゼミの学生・14名が、あんかけ焼きそばを通じて小樽を盛り上げようと熱い思いが込められた、3冊目の小樽あんかけ焼きそば事典2022(A5サイズ・97ページ・定価550円)2,500冊を12月15日(木)に発行。
同第13期江頭ゼミが2013(平成25)年に初版を発行し、数々の絶賛の声からその想いを繋げようと、2017(平成29)年に同ゼミで立ち上げたNPO法人EgaOが第2弾を出版。
5年が経過し、コロナ禍で閉店した店もあり、逆境の中でも頑張ろうとしている店を応援しようと、最新版(第3弾)の出版に向け、2022(令和4)年6月〜11月に調査・取材・編集を行い、予定通り年内の出版にこぎつけた。
パブリッシング事業部の佐々木美月部長と松浦杏美さんが、12月23日(金)10:30から市役所(花園2)2階記者室でレクチャーを開き、同事典の概要と事典への熱い思いを語った。
今回は、あんかけ焼きそばを提供する市内46店舗と、2021(令和3)年に同大と包括連携協定を結んだ上川町のラーメン店6店舗も掲載されている。
同事典では、店舗のエリア別の地図と、ゼミ生が提供する「江頭亭」について、小樽のソウルフードの小樽あんかけ焼きそばについて、ルーツ探しのページと観光案内などのコラムページも交え、これまでの事典とは差別化を図り、第3弾の個性を出し制作に全力で向き合った。
写真館から美味しい写真撮影の指導を受け、念入の校正と深夜までの編集作業など、ゼミ生の頑張りが1冊に詰まっている。
佐々木部長は、「携わることのない店舗に行き、また作るんだねと協力をしてもらった。小樽を知るきっかけにもなり、友だちにも紹介したい。この事典で小樽を活性化させたい。1冊の本にすることで、見た人が行ってみたいと思う1冊になれたら」と話した。
松浦さんは、「本になる過程が楽しかった。ゼミ生は小樽出身ではないが、取材を通じて、小樽への愛着が湧き、小樽について興味を持つきっかけにも。思いが沢山詰まった1冊で、小樽がどんどん好きになり、小樽を盛り上げる1冊になれば」と話した。
また、グラウドファンディング協力者や掲載店舗には、手描きの令状を添えて事典を送付している。小樽・札幌・旭川の書店、小樽のローソンとセイコーマートと上川町のセイコーマート、アマゾンでも購入できる。