2016(平成28)年に閉校した小樽市立色内小学校が、創立130周年記念行事として、開校中に企画された「タイムカプセルを開ける」という最後のイベントが無事終了し、残った予算で児童図書拡充のため新刊図書15冊(2万円相当)を、市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)へ寄贈し、12月15日(木)15:00から贈呈式を行った。
同タイムカプセル開封世話人12名の代表で、当時PTA会長だった中川めぐみさん出席し、鈴木館長に目録を手渡した。
旧色内小学校は、2012(平成24)年に創立130周年を迎え、その記念行事として、児童135名がタイムカプセルに手紙などを入れ10年後に開封を約束。
昨年に10年目を迎えたがコロナで延期となり、今年10月1日に稲北会館で、代表の中川さんが自宅で預かっていたタイムカプセルを開封し、大人になった子どもたちにやっと渡すことができた。
中川さんは、「PTAとしてこの事業に関わることが出来て嬉しかった。残ったお金で本の寄贈ができて良かった。みんなが本を手に取ってくれたら」と話した。
鈴木館長は、「記念事業から11年目となり、子どもたちも社会人となったと思う。当時の小学生の皆さんから、今の子どもたちへ本がプレゼントされ、とても嬉しく思う。有効に活用させてもらいたい。とてもありがたい」と感謝した。
本は、同館児童チームの司書が子どもたちに人気のあるものを選書。寄贈の15冊には、色内小学校の校舎の壁面に児童が描いた同校の象徴的な絵を写したラベルを貼ってから貸出を開始する。