小樽市消防本部では、2022(令和4)年歳末特別警戒(12月10日〜31)期間中の12日(月)10:10から、小樽駅前第一ビル(稲穂2)の消防署長特別査察を実施した。歳末特別警戒の一環で、毎年、大型ビルを対象に査察を実施している。
本日は、同ビル地下1階空テナントブーズに集合し、浪岡郁夫署長と消防署員7名、同ビルを管理する小樽駅前ビル株式会社・茶谷貴幸管理課長と山田将史管理主任が同行し、地下1階から地上4階までの避難口及び避難経路並びに防火用設備等の維持管理状況について確認した。
終了後、浪岡署長は、「多数の市民が訪れる大型店舗の安全体制を確認した。消防設備の維持管理も徹底され、避難口も確保され、安全体制を確認した。暖房器具を使用する季節となり、ストーブの回りに燃えやすい物を置かないようにしてもらい、寝室には住宅用火災報知器の設置を、市民にお願いしたい」と講評を述べた。
同ビル2階に店舗を構える紀伊国屋書店小樽店にも特別査察を実施し、浅野加奈子店長は「しっかりと見廻りしていただくことで、私たちも緊張感を持って仕事ができありがたい」と、防火防災への意識を高めていた。
小樽市では、今年1月1日から本日までの火災件数は36件で、昨年の40件よりも4件少ない。火災による死者は3名で、昨年は2名だった。
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