国際スポーツ雪かき選手権実行委員会(松代弘之実行委員長)では、2023(令和5)年2月19日(日)に第10回国際スポーツ雪かき選手権in小樽2023の開催を決め、参加者チームの募集を開始した。
2013(平成25)年から小樽商工会議所青年部と共に、高齢化によって深刻化する除雪問題を、新たな冬のアクティビティとして定着させたいという思いから始まり、最近では、町内会や中学校と地域密着型の交流イベントとして定着させようと活動し、今年で10周年を迎えた。
札幌学院大学まちおこし研究会(細川拓真代表)が運営スタッフとなり、高齢者と地域の子どもたちと交流を図り、地域のコミュニティの活性化にも尽力している。
10回目として初の3地域で同時開催を試み、北陵中学校・松ヶ枝中学校・入船六三町会の3会場で開閉会式を3年ぶりに実施し、その周辺を競技会場として30分間雪かきを実施する。3会場をZOOMで繋ぎ、競技中の実況を含めてYouTubeで配信する。
これまでは消費カロリーで競い合っていたが、仕上がりが不十分なケースが見受けられたことから、仕上がりを地域住民に審査してもらい、出来栄え点を追加し消費カロリーとの総合ポイントで競う。
参加チーム先着25チームとし、1チームは中学生以上3〜5名で編成し、小学生以下は参加できない。中学生・高校生・一般の部に分け、成績上位チームに賞品を授与する。
応募は、1月31日(火)までに、参加条件を確認の上、国際スポーツ雪かき選手権申込フォームから。参加費無料。
同大3年の小野旺規大会本部長は、「もともとの基盤である小樽市は高齢化が進み、冬になると雪かきが大変になる。大学生や中学生と地域交流を図りながら、雪かきをスポーツとしてやることで、住みやすいまちにしていきたい。若者と高齢者が世代を超えて交流することで小樽市を活気づけようと期待する。複数の地点で同時開催し、将来的には開催場所を増やしていければと思う」と話している。
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