小樽市(迫俊哉市長)では、11月30日(水)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、11月の市長定例記者会見を行った。
市内における新型コロナウイルス感染症の陽性者数は、11月29日(火)現在で4,630人で、月別では過去最多。病院や高齢者施設でクラスタ—が相次いで発生し、家庭内での広がりも留まる気配がない。
10月21日(金)からは、初回接種を完了した12歳以上を対象にオミクロン株対応ワクチ
ン接種が始まったが、11月27日(日)現在の接種率は15.2%。全国の17.1%と道内の17.1%よりも低い。
同ワクチンは、オミクロン株に対した従来型ワクチンを上回る効果で、重症化・予防
効果とともに、持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果が
期待されている。
接種間隔も5ヶ月から3ヶ月に短縮され、ウイングベイ小樽(築港11)で集団接種も実施されている。市長は、自分や家族のために年内の接種を検討するよう勧めた。
北海道新幹線の札幌延伸に伴い、バス転換の方向性となった並行在来線については、代替バスや運行ルート(①国道ルート、②塩谷・最上ルート、③塩谷線既存道路の延
伸)やダイヤ等に関する意見交換会を実施する。申込不要。
蘭島・忍路地区は、12月3日(土)11:00〜12:00蘭島会館。
塩谷・桃内地区は、12月3日(土)9:00〜10:00塩谷サービスセンター、4日(日)9:00〜10:00丸山下会館、4日(日)11:00〜12:00親和会館。
市長は、「ブロック会議では、前倒しの議論にはならなかったが、小樽市は、まず
ルートやダイヤについて理解をしてもらうことが先決で、一方では、最上トンネルが2022(令和4)着工・2025(令和7)年に終了。
周辺整備が終わるのは2026(令和8)年の予定で、完成しなければ代替ルートが使えないと思っており、同年までは新ルートは使えないことになる。旧鉄道施設を使えないのかと前倒しとの関連性があり、しかるべき時期にブロック会議で議論したい」と述べた。
2022(令和4)年度上期小樽市観光入込客数が発表され、前年度比71万1,400人増の207万3,500人で、152.2%となった。
コロナ前の2019(令和元)年度と比較すると52.2%に留まっているが、コロナ収束が見えない中、行動制限が緩和され人々の旅行気運が高まった結果となった。
特に修学旅行宿泊客数は、前年度比689.9%の8,161人となり、2019(令和元)年度と比較しても134.7%の増となった。近距離や日程の短縮など、小樽に宿泊した先にはウポポイとのセットで旅行先を組み合わせ、小樽の歴史やまちづくりに評価を得た。
宿泊客数は、どうみん割やもっと小樽観光ギフト券の誘客促進事業の効果もあり、前
年度比208.4%の37万1,500人となり、2019(令和元)年度比80.3%にまで回復したが、外国人宿泊客数は1,195人。2019(令和元)年度比1.3%と低い水準に留まった。
北海道内の豊富な民具資料のほか、石川県を中心とした北陸地方にある工芸品などか
ら、広く海とアイヌ文化との密接な関わりを紹介する、文化庁・北海道補助事業、小樽市市制100周年記念事業アイヌ工芸品展「アトゥイー海と奏でるアイヌ文化」を、小樽市総合博物館本館(手宮1)2階企画展示室で、12月3日(土)〜2023(令和5)年3月5日(日)で開催する。
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