2022(令和4)年度小樽市功労者 3個人・3団体受賞

 小樽市(迫俊哉市長)は、2022(令和4)年度小樽市功労者に3名3団体を決定し、11月25日(金)15:00から小樽市民センター(色内2)マリンホールで表彰式を行った。

 

 小樽市の振興発展に顕著な功績のあった人を小樽市功労者として、1970(昭和45)年から、今年度の3個人・3団体を含む150の個人・団体を表彰している。

 

 受賞者は、産業経済功労に、小樽港の振興・市の文化芸術の向上に貢献した山本信彦氏(8月30日死去)と、小樽市経済の活性化に貢献した山本秀明氏の2個人。

 

 社会民生功労に、地域医療の充実・保健福祉の向上に貢献した津田哲哉氏の1個人と、社会福祉の向上に貢献した小樽手話の会・小樽点訳友の会・小樽朗読友の会の3団体に決定した。

 

 迫市長は、「私たちのふるさと・小樽は、多くの先人の努力・熱意・創意工夫によって築かれ、困難を乗り越えてきた。私たちはこの歴史を継承しながらも、新たな価値を取り入れながら、未来へ向けたまちづくりを力強く進めていかなけらばならない。

 

 私たちの子や孫、その先の世代が誇りに思えるまちとしていくことが、現在に生きる私たちの責務である。市長として、今後、皆さんと手を携えてまちづくりに全力を尽くす所存」と式辞を述べた。

 

 佐藤靖久総務部長が、「各部から推薦があり、小山秀昭副市長と各部長で構成する選考委員会で慎重に審議し、3名・3団体において全会一致を持って選考した」と説明し、それぞれの功績を紹介した。

 

 山本信彦氏の遺族代表・山本まゆみさんが、「父の思いとこれまでの活動が、私たちの会社の社員はもちろんだが、関係のあった皆さんの中に少しでも残っていて、そして、それがこれからの小樽市の輝かしい未来に繋がっていくとしたら、とても素晴らしいことだと思う」と、功労者の挨拶を行った。

 

 山本秀明氏は、「今年70歳となったが、今後より一層、小樽市に貢献できるよう頑張りたい。小樽市がますます発展し、小樽に生まれて良かったとみんなに思ってもらえる小樽市を、皆さんと一緒に創っていきたい」と述べた。

 

 小樽手話の会(70名)・中山弥幸会長は、「2018(平成30)年小樽市手話言語条例がスタートしたのをきっかけに、ろうわ者の様々な課題を無くし、市民に手話という言語を広げ、ろうわ者とともに活動・交流することを続けていく」と述べた。

 

 小樽点訳友の会(16名)・山村直子会長は、「パソコン点訳が主流となり、本の仕上げも短時間でできるようになった。現在の会員は16名で少ないが、それだけチームワークが良く、ひとつの方向を見て頑張れると思う。

 

 “情報にスピーディー”をモットーに、これからも点訳の技術の向上のため、点字の普及のために日々研鑚してまいりたい」と述べた。

 

 小樽朗読友の会(77名)・宮嶋信子会長は、「すべてテープからスタートし、広報おたるも新聞も2007(平成19)年からCDに変わり、今は、WEBサイトでその日のニュースや広報などの情報が聞ける。柱となる録音図書は、全国の皆さんに届けられるシステムになっている。

 

 視覚障害者の方のみと思われているが、身体に障害のある人・高齢で文字が読めない人などにも、ぜひ利用してもらいたい。

 

 精度の高い音訳技術が要求されている。毎日、研鑚しながら、少しでも全国の皆さんに良い作品が届けられるよう、日々努力を続けたい」と話した。

 

 ◎2022(令和4)年度小樽市功労者一覧(PDF)

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