おたる潮まつり実行委員会(中野豊実行委員長)は、第56回おたる潮まつり第3回実行委員会を、11月7日(月)17:30から行い、開催日程と実行委員長交代を決定した。
冒頭、中野実行委員長は、「大きなトラブルもなく、第56回が終了できたことに感謝する。57回目は、通常に開催される潮まつりとなるよう協力をお願いしたい」と挨拶した。
2023(令和5)年第57回おたる潮まつりの開催日程については、従来通りの7月の最週末の28日(金)・29日(土)・30日(日)の3日間で、場所は小樽港第3号ふ頭基部に決定した。
3年の任期を終えた中野豊実行委員長の後任には、株式会社樽石代表取締役社長で、小樽商工会議所副会頭2期目を務めている、株式会社樽石・上参郷光祐代表取締役社長(58)に決まった。
新実行委員長として、「50歳最後の夏を潮に捧げられて光栄に思うとともに、責任も感じている。コロナ禍で様々な制限のある中で、工夫された中野氏は大変だったと思うが、来年こそは自由に祭りができればと思う。
運営委員長をはじめ、皆さんの協力をいただきながら、今年の潮は良かったと言えるように、全身全霊で頑張りたい」と決意を新たにした。
第56回は7月22日(金)〜24日(日)の3日間で開催し、入込数は90万人。神輿や潮渡りは中止となったが、恒例のふれこみ・ねりこみ・花火大会のほか、ポケモンGOドローンショーも行われた。
ドローンショーは、当初の予定時間に機材のトラブルがあり変更となったが、日本最大級の約700機が、ピカチュウやリザードンなどのポケモンたちを夜空に映し出すスペシャルショーを展開。ドローンに合わせた音楽も東京フィルハーモニーにより収録されたもので、費用はすべて提供者が負担した。
出店に関しては、実行委員会新企画・キッチンカーブース15店舗を含む121店で、出店料収入は、予算額500万円を遥かに超える978万円となった。
協賛金に関しては、予算額1,000万円を超える1,300万円が集まり、資金集めの成果が実ったという。
ねりこみには、52梯団・2,686名(うち小学生以下636名)が参加。とびいりDE踊り隊は中止としコースも短縮した。
警備関連では、厩町岸壁・手宮岸壁・北浜岸壁及び第2ふ頭に、セフティーコーン・セフティーバー等を用いて転落などの危険防止を図り、花火大会中は、小樽警察署から、月見橋を人と車ともに立入禁止とした。
500万円の予算繰越となり黒字に。ステージを収納する倉庫の解体が延期となって来年もステージが使用可能となり、ステージ処分料200万円が浮いた結果で、特別積立金に200万円と第60回等の記念大会基金に200万円を積み立てた。
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