芸術の秋真っ盛り 第73回小樽市文化祭盆栽展・書遊展

 市立小樽美術館(色内1)多目的ギャラリーと市民ギャラリーで、2022(令和4)年度第73回小樽市文化祭の盆栽展(公募)が10月20日(木)から、書遊展が19日(水)から始まり、市民の多彩な芸術に触れる貴重な機会となった。両展とも23日(日)まで。

 

 多目的ギャラリーでの小樽盆栽会(山田秀男会長)が運営する盆栽展には、25名の27席がずらりと並び、紅葉の季節に合わせて秋の風情を感じさせる良い色のもみじなどが展示され、来場者は足を止めて見入っていた。(写真提供:小樽市教育委員会生涯学習課)

 

 最高賞の市長賞には、柴田智王さんの作品(主木:五葉松・下草:大文字草・添え木:ピラカンサ)が受賞。

 

 同賞について、同会事務局の毛利昇さんは「主木の樹齢6〜70年の五葉松の瑞祥は、枝ぶりも骨格も良く、葉も揃いとても良い。瑞祥は最高級の松で人気がある。懸崖づくり(けんがい:枝が根よりも垂れさがるように仕立てる)にしている」と絶賛した。

 

 毛利さんが講師を務める盆栽会で今年から盆栽を始めた生徒の作品も出展され、みな出来栄えが良く好評だったという。

 

 全体的に見て、「前回と比べ席数には変わりないが、小ぶりの中型盆栽が多かった。大きい盆栽は扱いにくいため、コロナの影響もあり、小さな盆栽に切り替えて継続して楽しんでいる」と話していた。

 

 今年5月からスタートした盆栽教室は、この盆栽展で今年度を締めくくり、現在、来年5月から始める盆栽教室の生徒を募集中。受講料無料で材料費5,000円程度。問合せ:080‐1971‐3933・FAX:0134‐22‐3933 小樽盆栽事務局。

 

 市民ギャラリーでの書遊展では、「和」を今年のテーマ漢字として11名の28点を展示。

 

 ◎令和4年度小樽市文化祭盆栽展受賞者一覧(PDF)

 2022(令和4)年度第73回小樽市文化祭(外部)

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