JR小樽駅内の商業施設・小樽駅マーケット(5店舗)では、2022(令和4)年の今年4月に開業10周年を迎え、10月14日(金)〜16日(日)の3日間で記念イベントを実施している。
北海道済生会との共催で、記念事業のひとつとしてフードバンクを行い、14日は10:00〜16:00に駅構内コンコースに特設会場を設置し、常温で保存可能な食品の寄贈を募った。
16日までは、小樽サンジェルマン・セブンイレブン小樽店・可否茶館JR小樽駅前店・バーガーキングJR小樽駅前店・駅なかマートタルシェ5店のレジで、直接持ち込みを受け付ける。
同事務局の敦賀康夫さんが、物価高騰で生活困窮者がいる中で10周年を迎え、何か地域貢献したい・皆さんに何か還す事業はないかと、小樽済生会に力を借りてフードバンクを実施する経緯を説明し、「1個でも2個でも、みんなで実施すると大きな力になる。できる範囲でできることをしたい。今後も定期的にできれば」と話した。
不要な人から必要な人へ、1つでも2つでも自宅にある不用品を持ち寄り、同会がが推める、生活困窮者を支援する事業「なでしこプラン」の一環としてとりまとめ、生活困窮世帯・子ども食堂・児童養護施設・その他の福祉施設などへ届ける。
寄贈を依頼するものは、未開封の常温で保存可能な食品で、2週間以上の賞味期限があるもの。生鮮食品や日用品・衣類は不可とした。
10:00の開始から、個人をはじめ企業からの寄贈品が続々と集まり、市内在住の女性は、「コロナ療養セットの中から消費できなかった缶詰めセットを持参した。良い企画だと思う」と話していた。