高校生バンド共演! 秋のおたる歴史紀行音楽きこう

 浅草橋オールディーズナイト実行委員会(斎藤仁実行委員長)主催の「おたる歴史紀行音楽きこう」が、9月17日(土)・18日(日)に行われ、2016(平成28)年から続けられている高校生バンドの公開講習会と発表会も実施された。

 

 2015(平成27)年から、小樽に現存する遺産の歴史的建造物を守って・残し・活用するというコンセプトのもと、歴史的建造物を会場に、歴建の説明や高校生バンドの講習会と発表会、オールディーズを中心とした近郊のバンドが演奏を行うイベントとして始まり、春と秋の年2回の開催を続けていた。コロナ禍のため、2019(令和元)年以来3年ぶり10回目の開催となる。

 

 北海道を代表するベーシストの秋田祐二氏が講師を務め、今回は、小樽水産高校生バンド5組と北星学園大学付属高校生バンド1組が講習会に参加した。

 

 17日(土)13:00からの講習会では、高校生バンド6組が2曲ずつを歌い、秋田氏からアドバイスを受けていた。

 

 「私らしく」と言う意味から名付けた、水産高校2年生女子バンド「Like us(ライクアス)」は、踊り子と恋人ごっこの2曲を演奏。

 

 ボーカルの坂上陽さんは、「学校では学べないことなのでためになる。ギターのリズムは周りの音を聞いてと注意を受けた。小さな大会でも良いので上位を目指したい」と話した。

 

 メンバーのあだ名から付けられた、水産高校生2年生男子バンド「KAPPEI(カッペイ)」は、DOESの曇天と道楽心情の2曲を演奏した。

 

 持ち味は元気で仲良しだというボーカルの男子は、人一倍練習して講習会に参加し、「音量のことや自分たちでは気づかないこと、ミスの原因を指摘された。今後それらを活かして演奏したい」と話し、両バンドは高文連新人戦に出場を予定している。

 

 講習会後は、小樽・札幌の5バンドが出演してイベントを盛り上げていた。

 

 18日(日)は高校生バンドの発表会が実施され、斎藤委員長による小樽の歴史的建造物の案内後、秋田氏から総評が述べられ、引き続き、小樽・岩内・札幌の6バンドが出演し、最後は斎藤委員長のザ・パーティーズが秋のイベントを締めくくった。

 

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