小樽市消防本部では、灯油等の暖房用燃料の需要が増加する時期を迎える前の9月6日(火)・7日(水)の9:30〜12:00、小樽市市民消防防災研修センター(天神町2)で、配送に使用するタンクローリーの立入検査を行った。(写真提供:小樽市消防本部予防課)
市内を常置場所とする移動タンク貯蔵所(タンクローリー車)等127台のうち、6日に20台・7日に27台の合計47台の点検を行った。
繁忙期を迎えるにあたり、燃料配送に使用する車両の危険物に係る事故を未然に防止することを目的として、移動タンク貯蔵所等の構造及び設備並びに危険物の貯蔵・取扱い・移送等について、消防法で規定される技術上の基準の適合状況を検査。
関係者らが、タンクローリー車を運転し立入検査会場を訪れ、はじめに車庫の中で、積載書類は整っているか・記載間違いはないかを、同予防課職員が細かく確認。
その後、運転手立ち合いのもと、同職員2名・1組でホースの亀裂がないか・消火器の搭載・緊急レバーの作動に異常はないかなど、車体に触れるなどして入念に点検。不備がなければ点検済シールを貼って完了となる。
不備が見つかれば指導し日にちをおいて再度点検。不備が改善されたことを確認し点検済シールを配布する。今回、点検に来なかったタンクローリー車は、後日、担当支所から連絡を入れ点検を実施している。
令和3年(1月〜12月)の市内での事故発生件数は、危険物製造所等2件・これ以外の家庭用タンク等30件、このうち原因不明は8件だった。
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