旧手宮線ギャラリーで今年も小樽・鉄路・写真展開催

 小樽市制100周年記念協賛事業に関連し、市民センター(色内2)マリンホール裏手の旧手宮線をギャラリーに、2022小樽・鉄路・写真展が、8月29日(月)から9月11日(日)まで開催されている。

 

 北海道で最古、日本で3番目に古い鉄道の跡地である、旧手宮線の142年にわたる歴史的空間を活用した、ユニークな野外写真展も21回目を迎えた。

 

 今回は、大学生から50歳代までの写真愛好家やプロカメラマンなど、初出展2名を含む15名の約150点を展示している。

 

 線路の枕木の上に様々な表情の水面の写真を並べた瓜生裕樹代表の作品「水面は憶えている」や、建物の壁に色とりどりの紫陽花や小樽の雪景色などの写真が展示され、限りなく自由な鉄路の空間をそれぞれの発想で活用し、小樽の空の下で鑑賞できるのも魅力。

 

 入場無料で24時間常時展示し、夜間にはライトアップにより昼間とは違った雰囲気を醸し出しいて、気軽にいつでも散歩間隔で立ち寄れ、何度来ても楽しい写真展だ。

 

 コロナ禍で思うように集まれない中、8月のオンラインで会議で、展示場所の希望を聞くなどコミュニケーションを図った。

 

 搬入時がメンバーと顔を合わせる貴重な機会となり、それぞれ持ち寄った作品と対面しながら、自分の持ち場の空間を使って趣向を凝らし作品を魅せている。

 

 瓜生代表は、「スマホやデジカメの普及により写真が身近なものとなって沢山撮れるが、メモリーカードに眠っているままではなく、プリントして作品に仕上げ、誰かに見せることを大切にしている。

 

 旧手宮線のすべての人に開かれた空間に展示できることは、小樽のまちの懐の深さにも感謝している。この季節、地元の皆さんにも旧手宮線に来てもらい、いつもと違った雰囲気を味わってもらいたい」と、来場を呼び掛けた。

 

 ◎2022小樽・鉄路・写真展(外部)

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