小樽・札幌・後志など北海道各地や、首都圏・愛知県から延べ250人が出演し、オタルサンモールストリートピアノジャンボリー2022が3年ぶりに復活。8月23日(火)にオープニングセレモニーが行われたサンモール一番街(稲穂1)レンガ横丁前をはじめ、JR小樽駅・天狗山山頂・旧三井銀行・西洋美術館の市内5ヵ所で、27日(土)13:00から同時開催された。
メイン会場のサンモール一番街には、株式会社ヤマハミュージックジャパンの協力で、全国各地を行脚しているLove Pianoが、本番に備えて23日(火)から設置され、約60組75名がエントリーし、多くの観客がピアノの演奏を楽しんだ。
八田明音さん(小5)は、バッハのインベンションとショパンのワルツイ短調を演奏し、「ストリートピアノには2回目の出演で、1人だけで弾いたのは初めて。弾きやすかったが、緊張して間違えてしまった。将来は、学校の先生になって音楽を教えたい」と話した。
8月5日(金)開催の全日本吹奏楽コンクール札幌地区大会で金賞、高文連後志大会では最優秀賞を受賞し、10月6日(木)苫小牧開催の全道大会への切符を掴んだ、潮陵高校吹奏楽部(23名・西村真顧問)は3曲を演奏。
菅澤彩音局長(3年)は、「コロナ禍で地域の演奏が減り、皆さんの中で演奏できて嬉しい」と出演の機会を喜んだ。
サンモール会場では、ミニガラス市として、イメージ・グラスの手描きガラス絵、ゆず工房のガラスの箸置き、SHiMA・SHiMAのアクセサリー等を販売した。
2回目となるおたる街並みスケッチ大会(金久保兵士郎実行委員長)も同会場で開かれ、6m×1.2mの布に水性ペンキを使い、それぞれが自由なテーマで描くことができた。
完成したタペストリーは「七色の音色」と名付け、ウイングベイ小樽(築港11)に展示する予定。9月11日(日)には、第7回おたる街並みスケッチ大会を小樽市観光物産プラザ(色内2)で開催する。
新会場の小樽芸術村旧三井銀行小樽支店では、かつての銀行建物内にピアノの音色が響き、午後のひと時を楽しんでいた。
おたるストリートピアノジャンボリー2022サンクスウイークとして、9月4日(日)まで、同商店街レシートチャンスやサンクスウイーク抽選会も実施。9月3日(土)・4日(日)にアニメパーティも開催する。
実行委員長の同商店街振興組合・三ッ野篤久理事長は、「3年ぶりの開催となり、市内を回遊できるよう5会場にした。アニメパーティや抽選会・レシートチャンスもあるので、ぜひ利用してもらいたい」と話した。
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