小樽市内で逞しく生きる猫を撮り続ける写真家・土肥美帆さんが、8月25日(木)15:30から、迫俊哉市長を表敬訪問。
河出書房新書から8月18日(木)に発売された、2冊目の写真集「みんなケンジを好きになる」の贈呈と、1月22日(土)〜5月8日(日)に開催された市立小樽美術館企画展「土肥美帆写真展 北に生きる猫」の報告も兼ね、展覧会コーディネーターでタウン誌編集者の杉本真沙彌さんと共に来庁した。
土肥さんは、登別市生まれの滋賀県在住の写真家で、小樽市内で暮らす猫たちを2014(平成26)年から撮影を続け、2018(平成30)年4月からは、いつも堂々として男気があり、はみ出しっこにも優しい魅力的なケンジに惹かれて撮影を始め、四季折々の風景と共に数々の猫たちを激写し人との出会いも経験。
岩合光昭ネコ写真コンテストで2年連続グランプリに輝き、アメリカで1888(明治21)年創刊のナショナルジオグラフィック(雑誌)にも掲載され、日本語版でグラビアの巻頭を飾るなど実力の持ち主だ。
SNSでケンジの写真を発信したところ、フォロアー数は8万人に達し、先日、楽天ペット部門の「犬」で1位に輝き、「猫なのに・・・」と言いつつ微笑んだ。
美術館での写真展には、全国各地から来場者が訪れ、会期中の入館者数は6,527人にも及んだ。2度のトークショーでは、事前予約が1時間で定員になるなど、展示に関わった同館・星田七重学芸員にとっても思い出深い企画展となった。
迫市長は、「ケンジには長生きしてもらい、ぜひ続編を楽しみにしている」と期待し、土肥さんは、「ケンジは私に素敵な景色を見せてくれて、素敵な物語を作ってくれる。これからもケンジの後をついていく。ケンジをずっと見ていたい」と話していた。
写真集発売記念パネル展
8月17日(水)〜9月30日(金)江別蔦屋書店、9月16日(金)〜19日(月)イオンモール札幌発寒店
「みんなケンジを好きになる」(A4変形・96ページ) 河出書房新書1,595(税込)
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